見出し画像

宝塚記念(GI)予想

6月23日(日)15時40分に京都競馬場で行われる宝塚記念(GI)の予想です。

予想のポイント

①京都外回り2200mはラスト4Fを如何に速く走れるか

京都外回りコースはラスト4Fから下り坂&降りきったらゴールまで平坦となっている。その為、前半で上手く折り合いを付けながら脚を溜め、最後の4Fをトップスピードで走り抜く持続力が問われる。また坂を利用して加速することができる為、馬自身の加速力はさほど問われない

②開催最終盤+雨予報=外差し馬場+道悪適正

京都競馬場は今週が開幕最終週で馬場の内側が傷んでおり、かなりタフな馬場となっている。また前日夜から当日まで雨予報。以上のことから外差しの道悪馬場を前提として予想したい。

そして考えた結果、このような印になりました。

◎8枠12番 ブローザホーン

○5枠7番 プラダリア

▲4枠5番 ディープボンド

☆6枠9番 ソールオリエンス

✓2枠2番 ジャスティンパレス

△3枠3番 ベラジオオペラ

最終見解

以下印をつけた馬の考察です。

◎ブローザホーン

父エピファネイア、母父デュランダルは共に京都GI勝ち馬。また母母父フォーティナイナーは道悪に強い血統京都の道悪想定は◎
実際の戦歴を見ると、京都外回りは(2-1-0-1)と相性が良い。馬券外の1回も心房細動による競走中止なので、完走したレースでは連対率100%。また良馬場は(2-2-2-4)に対して、道悪馬場は(4-1-2-3)と道悪馬場の方が成績が良い(ちなみに前述の競争中止時は重馬場だったので、完走したレースでは(4-1-2-2)となる)。
前走の天皇賞・春(GI・京都3200m)では1.3着馬が4角1.2番手と前が簡単には止まらない展開で4角12番手から大外を回して上がり最速を記録して2着と上位勢では1番強い競馬をした印象で、今が間違いなく充実期
今年の本レースは京都代替開催かつ道悪馬場濃厚と本馬にとってこれ以上ない絶好の舞台設定。主戦の菅原騎手とともに初GI制覇もある。

○プラダリア

父ディープインパクトは京都と相性抜群の種牡馬。また母父はスピードの持続力に長けているクロフネ、母母父は道悪に強いフォーティナイナー今回の舞台と合う血統構成
実際の戦歴を見ると、京都外回りは(2-0-0-0)道悪馬場は(2-0-1-0)といずれも馬券内率100%
前走の大阪杯(GI・阪神2000m)では0.4秒差の6着と善戦。2走前の京都記念(GII・京都2200m)では後に前述の大阪杯を勝利するベラジオオペラよりも1kg重い斤量を背負いながら0.1秒差をつけて完勝。このことから「京都2200mならGI馬を倒せるポテンシャルがある」と考えることができる。
今年の本レースは京都代替開催かつ道悪馬場濃厚と舞台設定は本馬に味方している。「GII大将」卒業も十分ある。

▲ディープボンド

父は京都相性○のディープインパクト系かつ道悪に強いStorm Catを母系に内包しているキズナ。京都の道悪をこなせる下地は十分
京都外回り重賞は(1-1-2-1)で馬券外の1回も4着と安定感抜群。また良馬場で(4-3-1-11)に対して、道悪馬場は(1-2-2-4)道悪時の方が成績は良化している。
本馬の最大の長所は他馬が垂れてもバテないスタミナ能力。2200mは少し短い印象も、開幕最終週の道悪馬場とタフさが問われる馬場ならそのスタミナが生かされる可能性は十分にある
16度目のGI挑戦で悲願達成なるか。

☆ソールオリエンス

父キタサンブラックはその母父が下り坂に強いPrincely Gift系のサクラバクシンオー。また母父はタフな舞台に強いSadler's Wells系のMotivator今回の舞台設定に合いそうな血統構成
京都外回りは去年の菊花賞(GI・京都3000m)3着のみと適正は若干未知数。道悪実績は(1-0-0-1)で馬券外の1回は4着と悪くなく、唯一のGI勝利は重馬場だった。
本馬はキャリアのほとんどで外を回して差す競馬をする不器用なタイプなので、大箱コースの外差し馬場想定はプラスに働く可能性が高い
GI馬復活なるか。

✓ジャスティンパレス

父ディープインパクトは京都と相性抜群の種牡馬。ただ道悪に関しては特に強調できる血統はなし。
唯一の京都実績は去年の天皇賞・春(GI・京都3200m)1着全く問題なし。ただ道悪は稍重までしか経験がなく、重馬場以上になると未知数。
前述したように天皇賞・春勝ち馬なので、スタミナ能力は高い。今回のタフな馬場想定も問題なくこなせそう
4戦4勝のルメール騎手を背にGI惜敗続きを脱せるか。

△ベラジオオペラ

父ロードカナロアは道悪に強いStorm Catを母系に内包している。ただ京都で強調できる血統は特になし。
戦績を見ると基本的には競馬場・馬場・展開問わずで好走しており、唯一の大敗は明確に展開が向かなかった去年の皐月賞(GI・中山2000m)のみ。
京都外回りへの舞台替わりや道悪馬場はベストとは言えないが、明確なマイナス要素はなく押さえは必要か。

以上。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?