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優駿牝馬(GI)予想
5月19日(日)15時40分に東京競馬場で行われる優駿牝馬(GI)の予想です。
予想のポイント
①3歳牝馬にとって2400m戦=非主流条件
この時期の3歳牝馬にとって2400mはかなり距離が長く、タフな条件。コース自体は主流条件であるが、本レースに限ってはサンデー系を父にも母父にも持たない非主流血統の牝馬が好走しやすい。
サンデー系を父 or 母父に持つ馬の場合は、欧州型血統やNorthern Dancer系を濃く持っていることが重要。
②タフな展開での好走経験があるか
タフな条件で行われるレースなので、今までのレースでタフな展開の中で好走した経験値は重要。以下のような経験をしている馬を選びたい。
・不利を受けながら好走
(前が壁、他馬との接触など)
・展開に逆らっての好走
(先行有利で差して好走など)
・トラックバイアスに逆らっての好走
③ベストは「スタミナ型の」差し馬
3歳牝馬はまだまだ気性が幼い馬も多く、そのうえ2400mと未知の距離を走ることになる。その為逃げ・先行馬が粘り切れず、差し・追い込み馬が有利になりやすい。特に先行勢がスタミナ切れを起こして崩れるような展開を差して好走した経験のある馬は積極的に狙いたい。
また後半3Fのみ速いラップが刻まれたレースよりも、後半4~5Fで持続的なラップが刻まれたレースで好走した馬の方がスタミナが見込める点にも注目したい。
印
そして考えた結果、このような印になりました。
◎4枠7番 ステレンボッシュ
○1枠1番 ミアネーロ
▲3枠5番 コガネノソラ
☆6枠12番 チェルヴィニア
✓4枠8番 ホーエリート
△8枠17番 タガノエルピーダ
最終見解
以下印を付けた馬の考察です。
◎ステレンボッシュ
父エピファネイア×母父ルーラーシップ。
父も母父も非サンデー系なのは◎。またエピファネイア産駒は距離延長に強く、母父ルーラーシップもタフな条件は得意。
前走の桜花賞(GI・阪神1600m)では先行勢が沈んでいく展開を4角8番手から上がり3位で差し切り1着と本レースに繋がる好内容。
2走前の阪神JF(GI・阪神1600m)では直線で前が壁になり、進路を切り替えても前が詰まる苦しい展開も、進路が空くと鋭く伸びてタイム差なしの2着とタフな展開での好走経験があるのも良い。
新馬戦は札幌1800mを使って勝利しているように、タフな条件は合う印象。戸崎騎手への乗り替わり&初コンビとはなるが、今回のメンバーで最も隙が少なく、大崩れすることはないだろう。
○ミアネーロ
父ドゥラメンテ×母父Pulpit。
父も母父も非サンデー系なのは◎。またドゥラメンテ産駒は直近2年で馬券内3頭と本レースと相性○。母父が高速馬場の持続力に長けたBold Ruler系なのも良い。
前走のフラワーC(GIII・中山1800m)では先行勢が沈んでいく展開を4角6番手から上がり3位で差し切り1着と本レースに繋がる好内容。
2走前の菜の花賞(1勝・中山1600m)では直線で前が詰まりブレーキがかかる不利も、再加速して0.2秒差の5着と負けて強しとタフな展開での好走経験があるのも良い。
今回距離ロスを抑えられる最内枠に入ったのもプラス。2戦2勝と手が合っている津村騎手とのコンビで激走に期待。
▲コガネノソラ
父ゴールドシップ×母父ロージズインメイ。
父がサンデー系も、21年1着ユーバーレーベンと同じ父と母父。また母母のコスモチェーロは20年2着のウインマリリンの母と本レース相性○。
前走のスイートピーS(L・東京1800m)では先行勢が沈んでいく展開を4角8番手から上がり最速で差し切り1着と本レースに繋がる好内容。
3枠5番と内枠を引けたのと鞍上が前走から継続騎乗の石川騎手なのはプラス。前走のように後方でじっと脚を溜める競馬ができれば。
☆チェルヴィニア
父ハービンジャー×母父キングカメハメハ。
父も母父も非サンデー系なのは◎。
前走の桜花賞(GI・阪神1600m)では1.2秒差の13着と大敗も、5ヶ月ぶりの実戦・初の長距離輸送・初の右回り・直線での不利と完全度外視。
2走前のアルテミスS(GIII・東京1600m)の1着時は後半5Fを57.6秒で走破と後半力は非常に高い。
鞍上も主戦のルメール騎手に戻り、巻き返しがあっても。
✓ホーエリート
父ルーラーシップ×母父ステイゴールド。
母父がサンデー系も、父も母父もタフな条件は得意。
前走のフラワーC(GIII・中山1800m)では、内有利のトラックバイアスも外を通って0.1秒差の2着と負けて強しとタフな展開での好走経験あり。
鞍上が前走から継続騎乗の原騎手なのはプラス。前走のように控えて脚を溜める競馬が叶えば。
△タガノエルピーダ
父キズナ×母父キングカメハメハ。
父がサンデー系も、母父・母母父が欧州型血統なのは良い。
2走前のチューリップ賞(GII・阪神1600m)では、内差し有利の馬場で外を通って先行と展開・トラックバイアスに逆らっての4着とタフな展開での好走経験あり。
ただキレ勝負は分が悪く、鞍上の乗り替わり・初コンビはどうか。
以上。
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