バックパッカーが持ってるヨガマット的な物、「スリーピングマット」は必要か
よくバックパッカーが、バックパックの底や上部にヨガマットのようなものをくくりつけてますよね?「あれ、何だろう?」って、疑問に思ったことがある人はたくさんいるはず。
あれは、「スリーピングマット」という、寝袋の下に敷くマットです。でも、キャンプや野宿をしない人は関係ないと思っていませんか?でも、寝袋を持ってると、カウチサーフィンやヒッチハイクで泊めてくれる確率がぐっと上がるし、じつはあると貧乏旅がはかどるのです。
寝袋だけでは不十分、むしろマットのほうが重要
スリーピングマットがあるとないとで、寝心地には大きな差が出ます。寝袋だけで寝るのはフローリングの床にそのまま寝るようなものです。眠れないし、眠れたとしても、翌朝、肩こり、腰痛、疲労感で、旅どころではありません。旅に疲れの持ち越しは禁物です。
というか、スリーピングマットは、寝袋より重要です。例えば、カウチサーフィンやヒッチハイクでホストの家に泊めてもらう場合、余っているブランケットや大きめのタオルを借りたり、厚着すれば、暖を取ることができても、床の堅さはどうにもなりません。モコモコのダウンジャケットだって、背中に堅くて冷たい床を感じるでしょう。
また、夏場は、マットとトラベルシーツさえあれば、室内なら寝袋がなくても十分に寝られます。
では、どんな種類のマットがあり、どんなマットがバックパッカーに適しているのでしょうか?
バックパッカーにおすすめなのは、ヨガマットみたいなスリーピングマット
マットには、ヨガマットみたいな、クルクル丸めるタイプのマット「クローズドセル」と、自分で空気を入れる「エアーパッド」、少し時間を置けば自動で膨らむ「セルフインフレーティングマット」の3つがあります。
この中でおすすめなのは、みんなが使っている「クローズドセル」です。広げるだけですからね。
空気を吹き込むタイプの、エアーパッドマットの面倒です。体力があるときは、膨らませるのに1分から5分(製品によります)かかります。でも、疲れて眠りたいときに、この5分は大きいです。また、空気注入式のマットは、どこか破れたらもう使えません。長旅には向きません。また、空気を抜く手間もあります。「セルフインフレーティングマット」も同じリスクがあるし、こちらのほうが値段も高いです。
バックパッカーにおすすめのクローズドセルマットは、クルクルロール型ではなく、パタパタ折りたたみ型
クローズドセルマットには、ロールタイプと折りたたみタイプがあります。
折りたたみタイプは、ロールタイプより遥かに省スペースです。
また、ロールタイプは、角が丸まります。ずっと筒に入れてた賞状広げるときに、四隅を必死で抑える感じです。
バックパッカーにおすすめなのは、折りたたみ型のクローズドセルマットです。
疲れた状態でも、すぐに広げて横になれるし、エアーパッドと違い、多少雑に扱っても壊れないので、長旅に向いています。
また、公園などでレジャーシートとしても気軽に使えます。
長時間の移動で固い座席が辛いときや、宿や寝台バスのマットが心地よくないときにも便利です。
サマーレストのクローズドセルマットレス Zライト ソルが、バックパッカーにおすすめ
Amazonで調べるとわかりますが、一番レビューが多いのは、このサマーレストのスリーピングマットではありません。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)のスリーピングマットです。同じサイズのサマーレストの製品と比べると、サマーレストが7,500円に対して、こちらは約2,000円。しかし、レビューはいまいちです。やはり、耐久性はひじょうに低く、数回使っただけで、ペラペラに薄くなったり、寝汗がべとついたり、長期の旅行には向いていないようです。おそらく、1、2回しか使わずにレビューしている人がたくさんいるのでしょう。安物買いの銭失いにならぬよう、最初から良い物を買うべきです。どちらにせよ、何度も使えば元が取れるので。
サマーレストのマットは、2サイズあります。長さが130cmのスモールと、180cmのレギュラーです。スモールはわずか290g。たためば小さく51×13×12cmにあります。小さすぎるようですが、頭には枕があればOKで、肩からお尻ぐらいまでクッションで保護できれば、意外となんとかなるものです。でも、もっと快適に寝たい人は、180cmのレギュラーサイズがおすすめです。寝心地も、布団代わりに使う人がいるほとです。
こういうキャンプ用品って、キャンプだけでも、バックパッキングだけでもなく、災害時にも役立つんですよね。体育館などに大勢が一時避難した場合、人数分の布団があるとも限らず、また体育館に避難できるとも限りません。寝袋を買わない人も、ぜひこちらはお試しください。
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