生後3ヶ月 アリゾナの大地ー乳児脂漏性湿疹ー

もっちゃん(息子)マルコメになった。

お若い方はマルコメの意味がわからないかもしれない(マルコメ味噌cm で検索してほしい。マルコメ=丸刈、坊主頭の男児を指す)。マルコメになったというか、私がマルコメにした。生後3ヶ月の息子が自分で刈るわけがないのでセルフカットではない。親による強制カットである。なぜ、マルコメにしなくてはいけなかったかと言うと「乳児脂漏性湿疹」という乳幼児によくみられる皮膚トラブルのためだ。これは、頭皮に皮脂による瘡蓋(かさぶた)ができるトラブルだ。

インターネットで検索すると「薬用のオリーブ油でやわらかくして剥がせ」、「そのうち治るからそっとしておけ」など色々な情報があったが、瘡蓋がポロポロ剥がれてフケが多く、一刻も早く綺麗にしてあげたかった。しかも、毛の生え変わり時で、とにかく髪が抜けていた。息子の手のひらや顔は、しっとりしているので抜け毛がびっしりついてしまう。息子が自分の毛を吸い込んだり、飲み込んだりしたら大変と思い、毛刈りを強行した。同じ症状のお子さんに勧めはしないが、参考になれば幸いである。

結論から言うと、やって良かった。

まず何で刈るかが問題だ。西松屋とアカチャンホンポに行く時間がなかったので、ビックカメラに行った。子供用散髪用具は男性用の髭剃りなどのある売り場にあった(ペット用のトリマーもそこにあった)。しかし、子供向けの消音バリカンは取り寄せだった。大人用のバリカンは、「おしゃれボウズ御用達アイテム」だった。いくらなんでも乳幼児にはハードすぎる。そこで、

女性向けデリケートゾーン用シェーバー

を購入した。乳幼児の皮膚ほどデリケートな場所はないだろう。皮膚に直接あたらないようにカバーもついているためちょうどよいのではないか。購入し帰宅後、息子がミルクを飲んでいる隙に刈った。予想以上に簡単に刈れた。私が購入したシェーバーは、顔用のヘッドと短い毛専用のヘッドも付属されているため頭の箇所によってそれらも使い分けた。

髪の毛があるため、なかなか取れなかった瘡蓋が顕になった。アリゾナの大地のようだ(行ったことはない)。その時の感想は、

(ヤバい。これ剥がれなかったら帽子生活にしないと、、)

まず、ガーゼをお湯に浸し、よくしぼって瘡蓋を覆った。十分にふやけたことを確認し、沐浴時にスポンジで拭った。とれるとれる。息子本人は痛がるそぶりもなく湯に浸かっていた。

(すっかり綺麗になった!)

湯上がりにベビークリームを塗って完了。皮膚が赤くなることもなくホッとした。イチかバチかでやったことなので、人には勧められないがひとまず息子の頭はスベスベになった。本人の許可もなく丸刈にしてしまったが、幼児虐待にあたらないことを願う。

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