解散?今やったら政権交代ですよ

自民党が前倒しで政党交付金を各選挙区支部に配ることがニュースになっています。

政治資金パーティーが厳しくなり、秘書の人件費などの資金に苦しむ国会議員への補填ということですが、自民党の理念である政治資金パーティーはひるまずやればいい話です。背に腹は代えられないのですから。

そうなると、「解散」という見方ができますが、そもそも今解散したら政権交代で、立憲民主党政権です。
岸田首相が日本のことを考えているならやらないし、自分のことしか考えていないならやる。ということです。

立憲政権後、自民党を叩き潰す方法

あえて言います。
立憲民主党が政権取ったらこれをやれば二度と自民党が復帰できなくなります。

①指揮権発動で起訴猶予になった裏金議員を全員起訴・最低でも罰金・公民権停止
 そもそも検察が政治的判断で、二階元幹事長以下の金額の問題は起訴しないという判断をしていますが、米山隆一衆議院議員の理論だと、政権が捜査にも積極的に指示をだすべきとのこと。
 有言実行で、「米山法務大臣」の元、検事総長への指揮権を発動し、全部起訴すべきです。

米山 隆一 on X: "そしてこの事態を生じている責任は、自らの判断で、取り締まるべきものと取り締まらざるべきものをきちんと線引きし、仮に裁判所が無罪としたら、それはそれでやむを得ないとして責任を取る事をしない警察・検察行政を許している政府・自民党にあります。政権交代をと思います。" / X (twitter.com)

②自民党本部がある国有地の賃料見直し。払えないなら返還させる。
 社民党の地方組織がまだ強いのは「自社ビル」=社会文化会館を各地にもっているからです。会社と同じです。国有地を安価な値段で借りて自社ビルを維持している点にメスを入れれば、一挙両得。

③徹底的に自民党系の業界団体にメスを入れる
 保守オタク以外は、誰も自民党の政策がいいと思って応援してない。日ごろの付き合いがあるから。ここに徹底したメスを入れましょう。
 (これはできるかな)

④令和の市町村合併と地方議員の定数削減
 自民党を支えるのは地方組織。政権復帰できたのもこれがあったから。
 民主党政権下でもこれは崩せなかった。
 地方議員はまだまだ自民党が多いが、これを崩す。
 方法は、令和の市町村合併とそれに伴う定数削減で地方議員の数自体を一気に減らす。そうしたら自民党の組織はそれだけ細る。

 さらには選挙制度を変え、地方議会に比例代表制を導入する。
 個人単位の選挙から政党単位の選挙に代わる。定数の一部を比例にする併用性もいいだろう。地方にいる「無所属」という隠れ自民党を壊滅できます。

 選挙制度も変えて、戸別訪問の解禁などやるべきです。戸別訪問は実際は選挙中も堅い名簿を固めるためにみんなやっているけど、中途半端にやらない。ようは連合や公明党・共産党の組織力をそぐため。
 そこを解禁してしまいましょう。

なぜ前回自民党が政権に戻れたか


前回、自民党が政権に復帰できたのは
①安倍晋三がいた。(しかし、暗殺されてしまう)
②それを支える保守派がいた(今は日本保守党などアンチ自民が大乱立)
③地方組織は強いまま
④自社ビルの党本部があった
今回、③と④にメスを入れれば、しばらく戻ってこれなくなります。

 さらに前回の民主党政権には「国民新党」があったので、外国人参政権・夫婦別姓のストッパーになったが、今回はそうはいかない。 どんどんやっちゃいます。亀井静香氏は警察官僚出身とあり、共産党への警戒感はあった。ただ今度は共産党を公安の監視対象から外すかもしれません。
 特に、外国人参政権はともかく、「女帝」と夫婦別姓は世論戦では明らかに少数派だから、世論戦をとても戦えない。
 日本会議も高齢化と、憲法改正運動しかしてこなかったから、全議会に一斉に請願を出すなんて運動するかつてのような体力はもはやない。 安倍政権が誕生した安ど感からか地方組織の衰退はすごい。
 ネット発の運動はYoutubeの再生改正稼ぐだけで、リアルにロビー活動をするような体力がない。そうした市民運動のノウハウも一部が熱心に情報公開に取り組むにとどまっている。

自民党がやるべきこと


自民党も↑のような未来を阻止したければ
・高市さんを総理にする、せめて幹事長か官房長官にする (これで日本保守党は結党の意味がなくなる)
・裏金議員は公認しない。政治の仕事をしたいなら、外国大使へ任用する、首長への転身を促す、大学教授にして政策提言をさせる
・労働組合の利権、赤旗利権にメスを入れる などをやるべきでしょう。
できんだろうけど。
 いずれにしても9月までの任期で岸田総理は「やりたいこと」を全部やって総理交代しかない。
 あとは「自分のやった仕事は歴史が評価する」に委ねるべきでしょう。
 党首の一番の仕事は「選挙の顔」です。
 安倍さん時代の「ぬるま湯」しか知らない議員にはわからないでしょうが、立憲民主党と民主党は違う。

 今度は自民党にとっては「悪夢の民主党」じゃすまない。
 徹底的にやられる。立憲もわかっている。「多数決」の力でどんどん進めるだろう。
 6月の解散など許してはいけないし、許したとしたらその時点で政治家としては終わりです。

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