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高みを目指しつつも、気楽に

先日、第33回文学フリマ東京に、詩集『LIVING DINNING KITCHEN』(以下、LDK)を新たに作って参加してきました、。

この新刊については、結果的にややこしいコンセプトで特殊な本として作った上に、その説明を全く提示しないという内容と販売方法でおずおずと差し出したわけですが、
それでも何かを感じて買ってくださったみなさまには感謝の気持ちでいっぱいです。
もちろん既刊本や他のものを買ってくださった方々にも同じ気持ちです。

新刊については、時間があれば解説しますが、
今回の『LDK』を作る上で目標にしたことのひとつが、
「がんばりすぎないで作る」ことでした。

今年は仕事が大変だったこともあり、精力的に作ることが出来なかったのですが、
日常的に書きためたものをガチガチにまとめないで本を作りたかったのです。

その理由はきっと、
何のために書いて、何のために人前に出すか。
その目的を見失っていたようにも思います。

ところが、今回は複数名での参加だったので、文学フリマの会場をある程度余裕を持って回ることができ、
さまざまな本を見、読み、作り手と話していくことで、
「そんなに難しく考えてないのかな」
と思ったことも多かったのです。

例えば、高級な竹箒職人がそんなことをぐるぐる考えているようなことはないような気もするし。

とはいえ、
ぐるぐるすることも文学だし、
自分という最小単位の存在で世界と対峙することも文学だし。
間違ってはいないけど、肩肘張る必要もないのかもしれないなあ、と思った次第で。

今日のところはそんなとこで。

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