見出し画像

4年間働いた会社を退職した話。

以前投稿してから、大分時間が経ってしまいました…
約4年間、事業会社でデザイナーとして務めていたのですが、この度退職いたしました。

自分の備忘録として、4年間の自分の変化を書いていきたいと思います。

4年間での自分自身の大きな2つの変化

振り返るにあたり、入社前と比べて「自分ができるようになったこと」にフォーカスしてみました。

1:ロジックを元にデザインを作ること
デザイナーにとって当たり前のことかもしれませんが、「ロジックを元にデザインを作る事」です。
前職ではクライアントワークだったこともあり、綿密なロジックを練る事よりもクライアントの意見やスピードに重きが置かれていました。
入社前と比較し、ロジックの落とし方の精度に関して成長することができたのではないかと思います。

今回、こちらの事業会社では、プロダクトの新規機能のデザインやLPやバナーなどのクリエイティブの作成やリブランディングのプロジェクトに関わらせていただきました。

新規機能の開発に置いては、スピード感やユーザーの意見の反映ももちろん必要不可欠なのですが、まだ顕在化していない課題を解決するためにはどうしたら良いか、頭を悩ませることが多かったです。
どんな仕様・デザインにしたら良いか答えを持っている人はおらず、ロジックを組み立て仮説を構築→プロトタイプの作成を繰り返していました。

また、参加させていただいたリブランディングのプロジェクトでも、約半年かけてブランドを言語化するところから始まり、ビジュアルに落とし込んでいく過程の中で意思決定の連続でした。

2:他者との違いを認識した上でのコミュニケーションの取り方
PM、エンジニア、時にはビジネスサイドの方など色々な職種の方とお仕事させていただく機会がありました。
みんな共通して良いプロダクトにしたい、ユーザーの成功に繋げたいという思いがあります。
ですが、立場によって考え方や見ている方向が異なることがあります。
円滑なコミュニケーションをとる上で、自分と他者との違いを認識し、他者の意見を受け入れる、疑問に思った点はしっかり聞く、また自分の考えている事を他の視点から見て考えてから発言する。などを心がけておりました。
他の視点から見る、物事を一つ上から見るといった点でこの本がとても参考になりましたので、リンク貼らせていただきます。

4年間での組織の変化

私が入社時、20名程しかいなかった事業部も4年の間で10倍近く人が増えました。
株価も最大で入社時から1万円以上あがり、当時1万社だった利用者数も30万社を突破したりと、プロダクトが成長していく過程に参加させていただくことができ、大変貴重かつ、楽しい時間を過ごすことができました。

組織が大きくなっていく中で、会議体の最適化、今まで曖昧だったルールの明文化、チームの体制の変更が行われ、組織が大きくなる上での変化を身を持って感じることができました。

デザイナーチームの変化

当初、私の所属する事業部のデザイナーは、私を含め3名で3名全員でプロダクトのUIの作成やマーケのクリエイティブの作成も行っておりました。
ですが、私が退職時には10名以上となり、チーム内でさらにプロダクトのデザインとブランディングデザインのチームに分かれそれぞれのタスクを行う形になりました。

人数が増えたことで、今までなかなかできなかった開発、改善タスクに着手することができたり、今まで人数も少なくコミュニケーションでデザインの品質を担保していたのですが、デザインシステムを作成し、誰が作っても統一された品質の高いデザインをつくる取り組みが行われました。
改善タスクやデザインシステムなど今までやりたくてもどうしても優先順位が下がってしまう傾向があったので、念願叶って進めることができました。

今後

人もプロダクトも素晴らしい組織でしたが、新しい挑戦したい気持ちから、この度退職させていただく事になりました。
マネージャーに退職のことも相談した際も、応援したいと言っていただきなんて暖かい組織なんだ…と感動しました。本当に人と環境に恵まれていたと思います。
今後に関してですが、ひとまず1年は海外で生活しつつ、フリーでデザイナーを続けていこうと考えております。
お仕事も募集しております。

私事ながら、ここまで読んでいただきありがとうございました。

いただいたサポートはイベント参加費や書籍購入に当て、記事に反映させていただきます!!