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2023/07/23 幕張メッセ リアルミート&グリート

もともと長文を書くのは好きなのですが、基本面倒が勝ちます。でも今は割と長い文を書きたい気分なのです。

これを書いてるのが8/7のひなあいを見終わった後、つまりド深夜です。深夜テンションですね。

2週間近く前の話になりますが、リアミの話をします。

僕はコロナ禍でおひさまになったタチですし、その前はアイドルのイベントに行ったこともなく対面イベントは初。

正直7/23が迫るに連れて緊張がどんどん増していって。減量しようとプロテインなんてものを買って飲んでみてたんですが、飲んだら1週間前くらいからお腹下すようになっちゃって。それまでも何度か飲んだことはありましたが、お腹を下したのは初めて。

自己肯定感鬼低いんですよ笑
低いからいつも斜ってるんです。対面なんて本当に逃げられないから、斜ることもできない。絶対失敗すると毎日思ってました。
ミーグリやスペイベでも失敗する方が多いのでなおのことでした。

しかし、リアミ直前にエモーショナルな出来事がいくつもありました。ひとつは舞台鑑賞です。推しの陽世とまりぃちゃんが主演。正直、事務所とネームバリューの力でねじ込んだぐらいのことは思ってましたし、それでいいと思ってました。
実際はとんでもなかった。まりぃは間違いなく天才でしたし、陽世は女優さんでした。マジで?って思いました。僕みたいなクソ素人オタクが予想するレベルを遥かにブチ抜く努力量、2人が愛されない訳が無い。本当に誇りに思っています。

もう1つは影ちゃんの卒セレ。どうして推すに至ったかは割愛しますが、本当に素敵で可愛い人で、出逢えてよかったと思いました。
会場でFFさんと話したり、友人たちと他愛もない会話をしたり、その友人の1人近所のくさり推しと僕の家で配信の鑑賞会をしたんですが、2人とも泣いてて気まずかったり笑
そんな愛おしい時間を、尊い空間すらも提供してくれた影ちゃんに本当に感謝です。頑張りすぎないで頑張ってね、応援してるからね。

そんなエモーショナルな出来事たちを終えて高まりに高まったマインドを持って満を持しての7/23幕張メッセ。リアルミーグリ。

当日の僕は起きた瞬間から笑えないくらい緊張していて、ちょっと吐き気すらしていました。近所なのでのんびりと会場に向かい、でも心はのんびりしてませんでした。
案の定、電車の中で聴いていたのはヘビィメタル。僕が強がる時に聴く音楽です。最近は聴くことも少なくなってきましたが、この日は聴かなきゃやってられなかったんです。「俺は強いんだ」「お前らなんかに負けないんだ」そんなマインドを音楽に求めて自分を落ち着かせていました。一体何と戦っていたのか。

そして会場着、僕はFFさんと合流するべくホール5の階段を降り、トレスペースにいるFFさんを探します。その間もイヤホンからはヘビィメタル。
耳がぶっ壊れるくらいの音量にして、わざと外に聴かせるつもりでした。もう緊張が限界だったんです。

そしてFFさんと合流、対面では初めて会う福井のFFさんたちとも会えたことを喜び少し落ち着きました。生写真も交換してホクホク
でも、その時はやってきます、待機列に並ぶ。もう、音楽を聴く余裕すらありません。イヤホンを何度も耳に付けますが、音楽で紛らわすことなんてできないとすぐ外す流れを繰り返していました。
この時が1番吐きそうだったかもしれません。
永遠のような刹那のような約15分程度の待機列を終え、荷物検査にボディチェック。

そしてレーンに並ぶ。ここまできたらもう、「やったろかい」の精神でした。「どうせ上手くいかないんだから、さっさと終わらせて帰ろうぜ」と思い。
あまり緊張はすることなく、枚数確認を終え、早くも次の待機。
荷物を置いて仕切りの手前に居たのですが、スタッフからもっと前でと仕切りの前に。

そしたら、まぁ当然のごとく見えるわけです、陽世が。

浴衣でした。
紺色の。

「あっ」と思っていた矢先、いつのまにか僕の番がスタート。
1部 2枚出しでした

妖精のように華奢で小さなお顔に大きな目。
現実離れした景色に処理が追いつかず、しかし次第に視界が思考がクリアになって行き
じっとみつめる姿と、微妙にどうしたらいいのか分からない感じの中途半端な表情の動き方、ラフな喋り方。
妖精ではなく、紛れもなく僕が3年間押している山口陽世さんでした。

紺の浴衣。小さい陽世がさらに小さく見えた。

そして、僕は自然と自分のことを覚えているか聞こうとしていました。
今思えばいい手とは思いません。もし覚えられていなかったらずっと楽しくない。

でも、結果は上にある通りです。

和服の妖精さんは、聞き覚えのある声で、座りながら、僕の名前を呼びました。名札を見せた瞬間。
今でも覚えています。僕から見て右上の方にある小さな白いスピーカーから、ガビガビの音質の少し上擦った声で。
本当に記憶ってなくなるもんなんですね笑

そこからは剥がされる時しか覚えていません。名札に書いたくらり(水瀬いのりさんのキャラ)に気付いて貰えました。

そして1部 3枚

スタッフ「では1枚で良かったですか?」
🌴「あら、3枚で伝えたんですけど...」
スタ「えっ、あっ...こ、コチラのIDでお間違いないですか」
🌴「(見た事ない文字の羅列で)いやー...わかんないですね....後ろの方を先に、あ、ダメか」
🌴「1枚で大丈夫です!」
スタ「すみません...!!!」

🌴「陽世ちゃんこんにちはー」
⚾「やっほー(キラキラ笑顔)」
🌴「(キラキラしとる...)なんだか1枚になってしまったからまた来るね!」
⚾「あっそーなの(ニコニコ継続)」
🌴「(あー可愛いもっかい来れんなら全然ありだわ)」

-スタ「3枚!3枚でお願いします!」-

🌴⚾剥がし「!?!?」

🌴「3枚だって陽世ちゃん!
どうする!!!(?)」
⚾「(ニコニコ)」
🌴「よし、えっとね...幕が上がる、3回見に行ったよ!」
⚾「え、ありがとー!(キラキラ笑顔)」
🌴「(アーダメだかわいい)すんごい上手だった
女優さんでした。 」
⚾「あー(ニコニコ)」
🌴「(あーとは)」

-お時間間もなくです-

🌴「あ、また後で来るねー!」
⚾「またねー!(ハジける笑顔)」

まぁスタッフなのか機材なのかはわかりませんが、トラブったんです。でも、2回目なので会話を楽しむ余裕はできました。
というか、当たり前なんですがコチラが言葉を発するとスグに返ってくるんですよ。ミーグリでのラグ有りしか経験していなかったので、普段重りをつけて戦っていた戦士がその重りを脱いだような感覚で、とてもスムーズに会話出来ました。
トラブルもいい具合に緊張の緩和になりました。

僕はミーグリが超下手クソなので、基本最後の「バイバイ」や「またね」は聞けないんですが、ここではしっかり聞ける。幸せな気持ちでした。

終わったあと、ホール5を出てベンチに座り。友達と繋がっているアカウントに呟きました「まぁ、ちっちゃかったよね」
斜りです。そうです、斜る余裕ができたのです。
そのあとしっかり誤字ツイをしてテンション爆上がり中なのはバレてしまいましたが。

そして近所の友人と合流。なんて言ったかは覚えてませんが、頑張って高まるテンションを抑えていたと思います。

「報われた」と思いました。

推す上で何度も壁にぶつかり、離れそうになったことも。そもそも趣味も合わないですし。
話が上手く出来なくて陽世のせいにしてしまったり、メンバーとは楽しそうにする陽世に嫉妬したり、それら含めて自分が理想化してしまった陽世を推していたことに嫌悪感を覚え、見返りを望む心をできるだけ消し、今回だって失敗する前提で臨んだ。

最低な考えばかりしてたのに、色んな紆余曲折を経て、舞台を見て今また陽世を心の底から推せるようになった状態で。


それでも自分に自信など1ミリも持てていない状態で臨んだのに、アッサリと僕のことを覚えててくれた。
努力をしたわけじゃない。ただ陽世を好きで居続けただけ。でも、その想い続けた分が確かな重みを持って僕の心にストンと入ってきてくれた。

こんな嬉しいことあっていいのかと思いました。

色んなFFさんや友人たちと、本当にどいつもこいつもニヤニヤしながら推しとの話をして、それはただの他人同士の会話で本来どうでもいいハズなのに、自分の体験と重ね合わせて共感する。あの日幕張メッセイベントホール5番の中だけは、全員がカウンセラーで、全員がクライアントでした。

そして3部
待機列は友人たち4人で並び、1部のような吐き気は殆どありませんでした。しかし、少しづつ押し寄せる不安。1回目で上手くいったことは2回目はたいてい上手くいかない。そんな考えさえ出てきます。
荷物検査・ボディチェックを終えて、友人たちと「出口で会おう」とワンピースよろしく勇敢な解散をしたあと

意気揚々と陽世レーンに並びます。
枚数確認のお姉さんに1枚と伝えましたが「時間的に4枚全部使った方が.…」とアドバイス。2回行けなくなる不安もありましたが、使いきれなくなる事の方が嫌だったので4枚で臨む。

すると、目の前の待機列がちょうど完全になくなったんです。
そしたら、陽世が待機列を見るようにヒョコっと仕切りの間から顔を出したんです。その時のイジらしい顔、そして尋常でない顔の小ささ。本当に妖精じゃないんか?と。

そんなことより、推しが自分を待ってくれている状態。そんな事ありますか。
人生で1番早く早歩きして、人生で1番早く荷物を置いて、さぁ開始、と思ったら陽世は水を飲んでいました笑

ゴメン、という気持ちで始まったのが3部4枚です

-4枚です、どうぞ-

🌴「おひさ〜さっきぶり!ごめんね水飲んでんのに笑」
⚾「(嚥下後しばらくして正面を向き立ちながらなので少し上向きな目線で)やっほー」
🌴「(ちょっと上目遣い...!!)あのね、今度オンラインの方で8/26にミーグリ行くのよ」
⚾「おーありがとう!」
🌴「そんでね、その時でいいんですけど、僕その1週間後に誕生日なのよ笑 」
🌴「だからね、その時でいいんだけどね、あの、祝って欲しいです笑」
⚾「わかった!笑」
🌴「あともう1個、もう1個あってね。ミーグリでまたギター弾こうと思うのよ(ギター弾く動作)」
⚾「おー」
🌴「そんでね、どの曲やって欲しいかと思ってさ笑」
⚾「えーーーー⤴︎︎︎(ハイト-ン)(可愛い)」
🌴「あのね、なんでもいいよ」
⚾「えーーー⤴︎︎︎」
🌴「いのりさんでもいいし」
⚾「えーーいのりさんがいいー(駄々っ子)(ヤバい)」
🌴「なにがいい?」
⚾「スーベニアーー(ずっと駄々っ子)(死ぬ)」
🌴「わかった!8月のスーベニアね!」

サムズアップで斜るハヤシ

-お時間です-
🌴「よしじゃあ、またねー!」
⚾「またねー!!」


「えーー」の駄々っ子具合は僕の妄想の可能性はありますが、今でもそのトーンは覚えています。ちょっと大きめの声で、間延びして、本当に可愛かった。そしていのりさんの曲を選ぶのは予想通りだったので、ほぼ誘導で言わせたようなもんです笑

そんな感じで、その後も色んなFFさんに会ったり、遠方のFFさんズと遂にリアルで集まれたり。至福の時間でした。
そして、ずっと仲良くしている友人たちと電車移動。僕自身は会うのが久しぶりだったので、移動中もとても幸せでした。くだらない話をしながら東京駅に到着。適当な居酒屋を探して中に入り、久しぶりの乾杯。

アイドルを追いかけるようになってから、推しを見ることと同等かそれ以上に、オタクと会うことも楽しみの主格を担うようになりました。人が好きなんです。いつも空気読めないこと言ったりしてごめんなさい。でも本当に大切に思ってます。
そこらへん推しと考え被るなあってちょっと思ったり。

もっともっと沢山話したかったのに、陽世のSHOWROOMがあるため、1時間ほどで切り上げて帰宅。

酒飲んでSHOWROOMみながら「あー今日死んでいいなあ」って思いました。メンヘラ発言ではありません。僕は死ぬまでに「今日死にたい」くらい最高な日をどれだけ沢山作れるかで生きていた価値が決まると思っているので、2023/07/23はそのひとつになりました。

さっきまで目の前にいた夏の妖精が私服に着替えてメガネ掛けたり仕事の話をしていて、一段と可愛く輝いて見えました。思えば推し始めた時、あんなにたどたどしかったSHOWROOMも、こんなにリラックスして話すことが出来て。美人になっちゃって、なんて魅力的なんだろうと。

この歳になって、「幸せ」が更新されることなんてるんだなあと思いました。生きてみるもんだなあと。
11/11も間違いなく「今日死にたい」日になると思います。
その時もまたこんなクソ長文書くと思います笑
すみません笑

あ、ちなみにサムネのSHOWROOM画像、真ん中のタワーは僕が立てました笑

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