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家族の歴史を受け継いで

お祖父様の肩身から出てきたカフスボタン。
その一部であるパールをピアスに
リメイクさせていただきました。

うっすら淡いピンクの輝きが
内側から溢れ出て
目には見えませんが脈々と流れる
血液のような縁を喚起させるパールでした。

パールは着用するうちに
表現の輝きが衰えます。
しかし構造が層になっており、
表面の層を剥がすとまた新たな輝きが
蘇ります。

まるで
カフスボタンを入手なさった時の喜びが
年月を超えて
再び持主の元に蘇るかのようです。

言葉を発しないジュエリーですが
深い佇まいは
言葉以上の風格で
目にする私たちに
これまでの自然界の変遷を
見せてくれるかのようです。

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