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バビロンの空中庭園とは?🌈

世界の七不思議の一つ『バビロンの空中庭園』。

バビロンは、メソポタミア地方の古代都市。現代のイラク南部周辺です。

バビロンの空中庭園は、世界の七不思議の中で唯一、場所が確定していない遺跡なんです。


空中庭園と聞くと、ジブリ作品のラピュタを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?


想像するだけで、とてもファンタジーな世界観の『バビロンの空中庭園』。

一体、どのようなものだったのでしょうか?


バビロンの空中庭園については、記述がほとんど残されていません。

旧聖書に記録があったりはしますが、何世紀にも渡り、場所が特定されないまま、現在に至ります。

ただ、ある技術に関してだけは、明確なんです。

それが、古代の土木技術。

空中庭園の建設においては、一定の水源確保が必要なため、非常に優れた土木技術が求められました。

この土木技術が、七不思議の一つとされている所以でもあります。

バビロンの空中庭園は、階段のように何層もの泥レンガを積み上げられており、そこに樹木やツルなどの植物も植えられていました。

そのため、植物の発育を維持するための、高いところまで水を汲み上げる高度な灌漑(かんがい)技術が必要でした。

<灌漑とは?>
河川や地下水、湖などから水を引き、植物を育てるために人工的に給水をしたり排水をしたりすること。

山を切り開き、運河から水を引き、整備したとされており、谷を渡るために巨大な水道橋を築き、自動的に放水する水門まで造っていたようです。

ちなみに、防水技術は、現代と変わらない、セメントによるもの。

高い山から水を引き、螺旋(らせん)状の機械を用いて、さらに高い場所に水を引き揚げることで、空中庭園を可能にしました。


現在、この技術は、ビルの屋上庭園の建設などに使われています。

屋上庭園だけでなく、土地の確保が難しい都市部などでは、新たな環境保護対策として、使われなくなった鉄橋の上を空中庭園にしたりしています。

見上げると上空に植物や木がある街、素敵ですよね?✨

もちろん、鉄橋の上を歩くこともできるそうです。


このように空中庭園は、文明に歴史を残しながらも、現代に上手く生かされています。

もしかすると近い将来、植物だけでなく、私たち人間も空中で生活出来るようになるかもしれませんね😊

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