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マチュピチュはなぜ崩れず残っているのか?🌈

南米ペルーのアンデス山脈にあるインカ帝国の都市遺跡『マチュピチュ』。

ウルバンバ渓谷の高い尾根(標高2,430m)の断崖にあるこの遺跡は、まるで天空都市。霧のかかった幻想的な風景が広がっており、夢の中にいるような神秘的な空気に包まれています。

目の前に広がる壮大な段々畑と遺跡群から、インカ帝国の底力を感じることができます。


マチュピチュは、15世紀半ばに築かれ、その後、廃墟となった遺跡。

北東から南西に伸びる断層と北西から南東に伸びる断層が交差している所に建てられており、個々の寺院や建造物も断層に沿って並んでいます。

漆喰を使わず大きなブロックを結合させるという精巧な技術で築かれた石垣と天文学を駆使して配置された石造りの建物は、ほとんど壊滅せず、当時のまま残っています。


当時の人々は、2億5000万年前に発生した地殻運動で砕かれた『花崗岩』を建造物を建てるために利用していました。

この花崗岩を掘り起こした後の溝は、年間2,000mm近い雨量を記録するこの場所で、地下水を排水する役割を果たしていたといいます。

地下水を排水することで、落石や地滑りが起こるのを未然に防げることを理解したうえで、花崗岩を利用していたんです。

また、マチュピチュのあるウルバンバ渓谷は、嵐や風など気候の変化が激しいだけでなく、日本のように、地震が頻繁に起こる場所。

強い地震にも耐えられるように、花崗岩の間にモルタル(砂・セメント・水)が繋ぎで使用されていることも分かっています。

この時代にモルタルを使用していたマチュピチュの先住民は、明らかに文明よりも上の知恵を持っていたということです。


そして近年、ある事実が判明しました。

マチュピチュの地下に空洞があることが分かったんです。しかも、この地下に宝が眠っていることも判明しています。

しかし、その直後、ペルーは調査を禁止すると発表。

それ以降、研究は行われていません。

マチュピチュには今も尚、

・石造りの家
・神を祀る神殿
・ダンスを楽しむ広場
・身を清める入浴所

など、貴重な歴史的建造物が数多く残されています。


マチュピチュは元々、インカの人々が、1532年のスペイン人侵略から逃れて辿り着いた避難先と言われており、これまで「インカの失われた都市」として語り継がれてきました。

しかし、宝物があると分かったことで、

「宝物を隠すために標高の高い山の上に建てた遺跡である」

と、歴史が塗り替えられる日は近いかもしれませんね😌

最後まで読んでいただきありがとうございました🌈
 

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