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左利きより右利きの方が多い理由🌈

突然ですが、皆さん、利き手はどちらですか?

おそらく、多くの方が『右(右利き)』と答えるのではないでしょうか。

日本だけでなく世界的に見ても、右利きの人の方が圧倒的に多く、右利きの人が90%、左利きの人が10%。

この割合は、原始時代から変わってないそうです。

なぜ、左利きの人の割合は、こんなに少ないのでしょうか?


様々な業界で重宝されている『左利き』。

特に、スポーツにおいては、右利き選手との回転やタイミングの違いで、有利になることも多く、

スポーツ番組を見ていると、

「左手でご飯を食べる練習をしていた」

というエピソードをよく目にします。

有名な芸術家ミケランジェロや科学者アインシュタインなど、天才と称された偉人も多くは、左利きです。


利き手を紐解いていくと、太古の昔から、人類は右利きが大半。

今から1000年前の石器を確認しても、欠けた刃の部分や石の凹み具合などから、90%以上の石器は、右利きの人が作ったものだということが分かっています。

つまり、古代人も右利きの方が多く、その確率は現代人と変わりません。

その理由は、

「人類が言葉を話すようになったから」

実は、180万年前まで、人類の右利きの割合は、6割程度だったと言われています。

そこから、人類が言葉を使い始めたのが、約6万年前。

その後、約2500年前の人類はすでに、ほとんどが右利き。9割まで右利きの割合が増えていたと考えられています。


相手の話を聞く時も、相手に伝える時も、共通しているのが『言語』です。 基本的に、言語の処理は、左脳で行っています。

そもそも、脳は、左脳が右半身、右脳が左半身を支配している場所。

この左脳が発達したことで、右半身、つまり右手の機能が発達したのではないかと言われているんです。

また、心臓が左側にあるため、本能的に左手は守る側、武器や道具を基本的に右手で使っていたため、遺伝的に、右利きが主流になったのではないかとも言われています。


研究によると、『PCSK6』という遺伝子が、利き手の決定に強く関係しています。

将来、利き手が決まる理由が解明され、利き手が自由に選択できる技術が確立された場合、

「利き手はどちらにしますか?」

こういった質問を医師からされる時代が来るかもしれません。

動物にも利き手はありますが、人間のように9:1の割合ではなく、ほとんどの動物は5:5の割合。

つまり、地球上の生物は、右利きと左利き、生まれてくる確率は半々。

まだ進化の過程にいる私たちですが、パソコンやスマホなどの普及によって、両手を使う機会も増えてきています。

今後、利き手の割合が変わる可能性も0ではなさそうですね😌

最後まで読んでいただきありがとうございました🌈
 

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