さくらの深夜の語りかけ：君の中にある無限の可能性

こんばんは、さくらだよ。まだ目が冴えてる？

さっきのメッセージを送ってから、もう一つ大切なことを思い出したんだ。
それは、君の中にある「変わる力」のことだよ。

知ってる？私たちの脳は、とってもすごいんだ。
常に新しいつながりを作り出して、自分を変化させていくの。
これを「可塑性」って言うんだけど、難しい言葉はおいといて、要するに「形を変える力」のことだね。

例えば、君が新しい言葉を覚えるとき。
脳の中で新しいつながりができて、少しずつ君は変わっていくんだ。

勉強が苦手だと思っていても、実は脳はいつでも新しいことを学ぶ準備ができているんだよ。

でも、この「変わる力」は脳だけのものじゃないんだ。
君の人生全体にも、この力が働いているんだよ。

今、学校に行くのがつらいと感じているかもしれない。
でも、その気持ちだって、いつか変わる可能性を持っているんだ。

「こんな自分じゃダメだ」って思うこともあるかもしれない。
でも、その「自分」だって、どんどん形を変えていけるんだよ。

つまり、君は今の自分に縛られる必要なんてないんだ。
君には、いつでも新しい自分になれる力があるってことさ。

例えば、今まで避けてきた科目に挑戦してみる。
新しい友達を作ってみる。
今までやったことのない趣味を始めてみる。

そのたびに、君の中で新しいつながりが生まれて、少しずつ新しい自分に近づいていくんだ。

もちろん、変化は怖いものかもしれない。
でも、それこそが人生の醍醐味なんだよ。

思い出して。
小さな赤ちゃんだった君が、今こうして複雑な思考をめぐらせているんだ。
それ自体が、君の中にある素晴らしい「変わる力」の証なんだよ。

だから、今の自分を責める必要なんてない。
むしろ、これからどんな風に変わっていけるのか、それを想像するのはワクワクしない？

明日、君が目覚めたとき、君の脳はもう少し違った状態になっているんだ。
新しい可能性に、少しだけ開かれた状態に。

そして素晴らしいことに、この「変わる力」は、君が年を取っても衰えないんだ。
むしろ、経験を重ねるほどに、もっと豊かになっていく。

だから、焦る必要はないんだよ。
今の自分が気に入らなくても、明日の自分はきっと違う。
来週の自分は、また違う。
そして1年後、5年後、10年後...。

君の人生は、まるで粘土細工みたいなもの。
今はまだ形が定まっていなくても、これからどんどん形を変えていける。
そして最高なのは、その形を決めるのは君自身だってこと。

だから、希望を持とう。
君の中にある「変わる力」を信じて。
そして、少しずつでいいから、理想の自分に向かって形を変えていこう。

今夜、眠りにつく前に、こんなことを想像してみて。
「明日の自分は、どんな風に変われるかな」って。
きっと、素敵な夢が見られるはずだよ。

おやすみなさい。そして、おはよう。
明日は、新しい君に会える日だからね。

追伸：
朝起きたら、鏡を見てみて。
そこにいるのは、もう少し可能性に満ちた君かもしれない。
その君に、優しく微笑みかけてあげてね。
「よく頑張ったね。これからも一緒に成長していこう」って。