隣の芝は青く見える。私は飽き性で面倒くさがり屋。あの子はかわいくてスタイルが良い。あの子は優しくて鈍感。あの子はかなえたい夢を持っている。私の手のひらには何もない。頭をフル稼働させて燃え切った時の灰のかすがこぼれる。自らの首を絞めた時に零れた手首からの涙の乾いた跡。私には何もない