わたしと、『母性』と、わたしの母性。
湊かなえさんの『母性』を初めて読んだのは
2年前の12月。わたしは25歳で、娘は3歳。
離婚を機に二人での生活を初めて
1年ちょっとが経った頃だった。
2020年12月当時、娘が保育園に行っている時間
=わたしの勤務時間、で
仕事のために保育園を利用しているのだから
至極当たり前のことなのだけれど、
その当たり前は、同時に
わたしには「仕事」「家事」「育児」の
どれかに属する時間しか存在しない
ということでもあった。
それでも、性格の合わない大人と暮らし、
合わないものを