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地獄の年末を迎えているのだ 2

2まで読もうと思うなんてかなりの物好きですね。ありがとうございます。ちなみに今は日本海の上で、何故か長渕剛を聴きながらこれを書いています。ネットも繋がらないし、ダウンロードしていた葬送のフリーレンも見終わってしまったので最終手段ですわ。暇つぶしの優先順位、最下位の文を読まされるみなさんには、どんまい!と言ってあげたいです。ああ〜幸せのとんぼがあああ〜ほらあ〜舌を出して笑ってらあ。はい始めます。

今日は今日でなかなかに大変だった。5時にすき家を出た私は7時の電車まで、だるい重い体を引きずり途方に暮れていた。そしてもちろん寝ていないから冴えるはずもない脳を、雑巾の要領でギチギチに絞ってみたが、カスカスの脳汁の残骸のあと出た答えは、とりあえず切符を買ってホームの待合室で時間を潰そう!という発想であった。3200円の切符を買い、無人の改札を抜けて、あたたかい待合室でほっと一息。これであとは電車に乗れば勝手に目的地まで連れて行ってくれるだろう。この帰省旅の難所を越えた私はもう完全に油断しきっていた。その日人類は思い出した。この私がどれほどしょうもないミスを繰り返す人間だったかを。

目的地までの経由駅と所要時間を確認しようと、スマホで経路検索をした。血の気が引いた。そこには到着時刻が11時30分と表示されていた。フェリーの出港は12時、その90分前には来るようにとチケットには書いてあったのだ。やらかした。すぐにそこを出て別の方法を探した。高速バスがあった。10時には着くらしい。よかった。いや待てよ、この3200円は、、?窓口が開くのは7時からで、高速バスが来るのは7時。詰んだ。圧倒的確認不足、そして自分が圧倒的確認不足人間ということを自覚していたのにも関わらず油断したことにより3200円を溶かした。大学生の3000円は大きい、かなり。バイトがストレスすぎてあのほとんど酔狂にしか思えない3時間の意味がなくなったと考えるとおかしくなりそうだ。3000円あったら、焼肉きんぐの食べ放題も行けたし、なんかちょっといい店のランチとか行けたし、Netflixとディズニープラスとアマプラ一気に入れたしなあ〜失ったものを数えるより、今あるものを!的な名言とか全く役に立たない。失った3枚の英世、もうそろそろ柴三郎への悲恋、慕情、哀惜の感傷に浸りながら高速バスで爆睡した。

目的地につき、フェリーに乗り込んだ。前日の放浪、今日の損失、色々と疲れていて気がついたら、前澤友作とプリンアラモードを食べるという夢の中にいた。私が会計をした気がする。なんで3000円無くしたことに死ぬほど落ち込んでる私が、お金配りおじさんに奢らなきゃいけないんだよ。余裕がなくなると人は夢にまでキレ始める。流石に船旅の情緒がないかもと思い初めて、初めてベットを出て甲板にでも出てみることにした。

海へ出る扉にはられた、「荒天のため閉鎖中」の紙。もうね、こんなことではいちいち落ち込まないよう。だって私はもともと地獄にいるんだからね。お前らも同じ地獄で待ってるからな!!!!はは。すごすご引き戻ったベットで本当に何もすることがなくなったので、続きを書き始め、今に至る。

後4時間で北海道につくらしい。さすが冬の日本海、結構揺れている。気持ち悪い。文字が蟻に見えてきた。ここまで書いたことが全て砂糖の亡者になってしまう前にもう一度寝ますわ。みなさん、良いお弟子をお迎えください。めっちゃ順従のね!

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