夢日記202009

20200919

古い洋風建築の並ぶ観光地に来ている。

一軒の石造りの建物が魅力的だった。
中には、女性の洋服を売る店と、小さな医院が入っているようだ。

私は持っていた長傘を玄関脇に立て掛けて、木枠にガラスのはまった重いドアを開けた。

年配の女性客が3人ほどいて、服を選んでいる。
古風な洋服ばかりで、襟や前立てに豪華なフリルやリボンが付いた、真っ白なブラウスがたくさん並んでいた。

先の女性グループは、何か買って帰るつもりらしく、店主らしきヒゲの男性が、おすすめ商品を手に物腰やわらかく接客していた。

値段は8000円くらいから有り、どれもドレッシーで、私が買っても着て行くところが無いな、と考えながら店内を眺めている。

店内を通り抜けると、廊下の向こうに個人病院の看板が出ていたが、今日は休みなのか、明かりが消えていて薄暗い空間だけが見えた。

何も買わないまま玄関を出て、重厚な建物の外観を撮ろうとスマホを構えるが、大きすぎて画面に収まらない。

通りの向こうに渡り、そこから撮ろうとスマホを向けると、その建物は無かった。ただ草の生えた空き地だけがあった。

私の傘は道端に倒れていて、その傘に付いていた、毛玉のような白いマスコットは、隣の古い木造の建物の壁に突き出いている釘に引っ掛けられていた。


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