夢日記202212

20221225
ちょっとお洒落なカフェ兼雑貨屋に来ている。
壁に飾られた様々なオルゴールが目を引く。
黒猫の形をしたものが可愛らしく、音を聞いてみたいのだが、触ってはいけないようだ。

店内が混んで来たので外に出ると、観光地なのか食べ物を片手にそぞろ歩く若者たちでいっぱいだった。
私が足の踵に力を込めて道を蹴ると、両足はキックスケーターのように道を滑り出した。
通行人が驚くので、スピードは出さないように滑らかに進む。

私が滑走している道の右側には食べ物を売る屋台が並んでいる。
ケーキの試食品を根こそぎ食べている若者がいたり、動物の内臓らしき赤黒い肉を細かく切って、串に刺して焼いている店が在ったり、何だか日本じゃないみたい。
道の左側には、四角い人口の池が作られていて、青い水を静かにたたえていた。

足を止めずに真っ直ぐ滑っていると、真正面に大きな煤けた黒い建物が現れ、そこからたくさんの男性たちの歌声が響いていた。
みんな炭鉱から出てきたかのように全身真っ黒に汚れ、合唱する黒光りした顔は生命力に満ち溢れていた。

私は男たちに突っ込みそうになり、慌てて踵で急ブレーキをかけ、方向を直角に変えて滑り続けた。




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