夢日記202007

20200729

体育館のような広い部屋に人びとが集まり、何かを待っている。

私は当番で、そこに長く紐を渡して洗濯ものを干していた。
横断幕のようにシーツやタオル、ジーンズなどを掛けていく。
誰のものかは知らない。

しばらくして取り込もうと見に来たら、すでに誰かが済ませていて、正面のステージには演者が集まり開演となった。

たくさんの人々がステージ上に布団を敷き、薄暗い空間に寝ている。
奥の方には、引き戸が開けっ放しの押し入れがあり、色とりどりの布団類が押し込められているのが見える。
年配の女性がマイクを持ち「自然で普通の日常生活を、そのままに見てもらう様式です」と観客に説明した。

彼らは寝ながら歌を歌い出した。

単調なリズムで、何語なのかも分からない。
私も観客に混じって椅子に掛け、ぼんやりと彼らの歌を聴いている。

寝ている人たちの足元に、子どもがそれぞれ座っていて、小さな両こぶしで寝ている足の裏を軽くポコポコとリズミカルに叩き出した。

ああ、あれはちょっと気持ち良さそうだな、と思う。


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