夢日記202010

20201030

良く晴れた日、海の近くにやってきた。

駅前の小さなお土産屋さんで、小さいお饅頭を箱詰めしたものと、おにぎりを一つ買って外へ出た。

道を渡った先はすぐ堤防で、その向こうにうす青い凪の海が見える。
堤防を越えると、砂浜ではなく岩場であったが、水は浅いのでそこまで降りた。

岩の上でおにぎりを食べようと座ると、海からは湯気が立って温かそうである。

おにぎりをリュックにしまい、靴と靴下を脱いで足を海に入れると、けっこう熱めの温泉だった。
これはいいぞ、海の中に立つと、最初は足首あたりまでだった水の量が、すぐに増えてきてふくらはぎまでになった。
周りの岩が、静かに海の中に沈んでゆく。
見回すと、意外に岩場の周囲の海は深い。

慌てて荷物をまとめて、岩場を飛ぶように駆け上がるが、度々熱い波に道を遮られてジグザクに走った。

ようやく堤防の上に辿り着くと、最初の場所からかなり遠くまで来てしまったようだ。

ホッとして一休みし、おにぎりを食べる。
海は相変わらず、うす青く凪いでいた。

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