夢日記202104

20210430

職場の席に座ってボーッとしていたら、周りの同僚たちが帰り支度を始めた。
何もしない内に8時間経ったのか、と変な気持ちのまま席を立ち、自分もオフィスを出た。
人が多くて2基しかない小さいエレベーターに、なかなか乗れない。

やっと乗れて階下に着くと、そこは大きな銭湯のボイラー室だった。
この会社の建物の中に、スーパー銭湯があったんだっけ。
暗くて狭い迷路のような廊下を右往左往しながら外へ出ると、そこは雪景色だった。

靴が雪にめり込み、一歩一歩、歩くのがしんどい。まるで何かのトレーニングだ。

息を整えて立ち止まり、ふと向こうを見ると、何かの撮影をしているらしく、知った顔の俳優やカメラマン達が打ち合わせをしていた。

彼らの背中にはタブレットがくっついている。
AIが彼らの演技を情報収集しながらシナリオを作成し、次の演技の指示を出すのだ。

まるでRPGだ。
「あれで面白いのが出来るのかな」
私が一人呟くと、どこかの誰かが
「すごく売れた作品あったじゃない。知らないの?」と言った。
さぁ? どうだったろう。
私は「知らない」と答えた。


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