夢日記202202

20220225
誰かのお葬式の手伝いをしている。
お香典や花輪を頂いた方たちの名簿を作るよう言われたのだが、用紙が大きな一枚ものの和紙で、墨を擦って筆書きしなければならない。

筆字なんて全然自信無いし、書き損じが怖くて困っていたら、腰の曲がった小柄な老婆が、自分が書こうと手を上げてくれた。

助かったと思い筆を渡したら、お婆ちゃん、最初から書き損じだらけでメチャクチャになってしまった。

エライことになったと慌てていたら、立派な衣を着たお坊さんと、葬儀社の黒服の男性が代わってくれた。
申し訳ないので、お茶かコーヒーでも出そうと台所に行き食器棚を開けたところ、カップとソーサーの揃っているものが見つからない。
カップはあるけどソーサーが無いか、ソーサーはあるけどカップが無いとか。

煎茶にしようかとお茶碗を探すと、きれいな柄の茶碗があったが、上の部分も同じ柄のセロファンでシールされていた。
何だろうと剥がしてみたら、中には梅茶漬けの素のようなものが入っていた。
何年も前のものらしく、茶色い塊になった梅肉がへばりついている。

取り敢えず中身を捨てて洗い、お茶碗は用意できたが、今度は茶托が見つからない。

何でここの家はちゃんと食器が揃っていないんだ、とブツブツ言う私に、一緒に手伝いに来ていた女性たちが、ここは何年も無人だったからねぇ、としんみりと言った。


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