夢日記202304
20230430
廃墟の街に乾いた風が吹いている。人は誰も歩いていない。
自分は若い男で、仮設のボロい救護テント内で、中年の男性医師と差し向かいに座っている。
Tシャツの袖を捲って肩を出し、そこに医師が注射をしてくれた。
ごく小さなカプセルを身体の中に入れる。
一回で十年は効果があるそうだ。徐々に溶けて、いずれ消えていく。
医師に十年経ったらどうしたらいいのかと聞くと、「まぁ、他にもっとまともな医者が見つかるよ」と笑った。
そうかな? 他に医者が見つかるだろうか?と考える。
何にせよ、他の病気に罹ったり事故に遭ったら意味無いし、十年先を心配する必要はないだろう。
天気は良く、吹く風は熱い。
廃墟の街は静かだ。
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