夢日記202102

20210227

どこか外国の博物館に来ている。

玄関を通った廊下の先に、天井の高い白壁のホールが有り、観覧希望者が一人ずつチェックを受けてから中に通される。

顎髭をたくわえた長身の白衣の男性が、天井から下がっている機械を操作して、私の顔の前にセットした。

機械の窓から通した私の顔を見て、彼はゆっくり顔を横に振った。
何か問題があって、私は中に入る許可が降りないようだ。

身振り手振りで何が問題なのか尋ねると、彼は私の左目を指差した。
鏡で確かめると、私の左目尻に少し涙が滲んでいる。

これが問題なのか? 涙が?
思わず指先で目尻をこすると、消しゴムのカスのような白く細い紐状のものがヒョロヒョロと出てきて、そしてハラリと落ちた。

床に落ちたものを改めて見ると、糸コンニャクのようだった。

先程の男性がボソリとつぶやく。
「糸コンニャクですね」

私も「ええ、糸コンニャクです」と答えた。

彼は入って宜しい、と手で合図した。

どうやら糸コンニャクは問題無いようだ。

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