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AI分析でわかったトップ5%社員の習慣

この本を読もうと思ったきっかけ

先日、無敗営業の記事にも書きましたが、現在私は人材紹介の営業をしております。
そのタイミングで営業についての本をまとめて購入しました。
無敗営業↓
https://note.com/hayamar/n/nf1e080a494d6

この本を選んだきっかけですが、私の部のマネージャーが以前、この本を読んだと言っており、いわゆるハイパフォーマーの人たちについて書かれているとのことでした。

この本を読み、現在の自身の営業について振り返りをするとともに、何かしら活かすことができればと思います。

内容

こちらの本は、働き方改革の支援などを行ってきた越川さんと言う方が、クライアント企業25社に協力いただき、トップ5%社員とその他95%の社員の働き方をリサーチしたそうです。
デスクにカメラを置いたり、センサーを装着してもらったり、メール、チャットの履歴を集めたり、専門家を集めて、5%社員の共通点や、95%の社員との違いを抽出したものになってます。

いろんなことが出てきており、正直全てをまとめるのは量がとんでもないことになりそうなので、
自分の中で響いたもの、印象に残っているものをいくつかピックアップしていきたいと思います!

ハイパフォーマーの定義について

働き方改革が叫ばれていますが、この改革の目的は、残業を減らすことでも、有給を消化することでもありません。
限られた時間の中でより大きな成果を残し、より多くの報酬や幸せを得ることだと言います。
あくまで働き方を短くするってのは手段でしかなく、目的は生産性の向上や、報酬増や幸せ増ということですね。

限られた時間の中で高い成果をあげる方をハイパフォーマーと呼びます。

働き方改革について

かつては、上司に言われたことをきちんとやる人、ご機嫌取りが上手い人、愛想が良い人など、上に言われたことだけをきちんとやる実直な社員が評価されていたようです。
しかしそういった方は、社外で活躍できるスキルを持っていなかった。

時代の流れとともに、顧客の嗜好が変わり、新たなテクノロジーが出現し、変化のスピードが速り、ビジネスが変わってきたので、それに応じて評価制度も変わる。

今は、直属の上司のみの評価が絶対の時代と異なり、360度評価を採用する企業が増えるなど、複数の人から評価され公平性が増えたり、少ない時間の中で、成果をあげられる方が評価される時代になった。その中の上位5%について語られています。

過程よりも結果を重視する

結果や目標という名詞と、達成する、成し遂げらる、認められるという動詞が95%社員より3倍以上使われている。

もちろん仕事の進捗確認などは行うものの、その過程が良くても満足はしていません。

何か失敗に終わった時、「失敗したけど、できることはやり切ったしよかった」と感じるのが一般社員で、「確かにみんなで頑張ったし、やれることはやったけど、失敗したということはどこかに失敗の原因があった」と考えるのが5%社員です。

プロセスももちろん重要ですが、それを逃げ口に使ってはいけない。

サッカーもどんなに内容が良くても、勝たないとトーナメントなどでは進めません。
どんな小さなことでも勝負にこだわる。
そういう積み重ねが大きな成功につながると思います。
逆に勝った時は勝ったからなんでもいいのかと言われるとそうでもないと思います。
勝ったから慢心しているようでは、次に痛い目に遭うと思います。
達成ができても、できなくても、なぜできたのか、もっとできるようにすることはできなかったのか、振り返り、向上心を持ち続けることが大切。

仕事の量より質

これは目的思考ができているかという点にも繋がるかと思いますが、
営業の目標は成果を出すことであり、労働によって価値を生み出す必要があります。

例えばある提案をする際に、50枚の資料を作って失注するより、1枚の資料であっても、相手の心を揺さぶり成果を出すことの方が大切です。

今回の調査では一般社員の方が、作成した資料のページ数が32%多いことがわかったそうです。

5%社員は、作り上げた資料の枚数は少ないものの、「伝わる」資料作りを目標にしているため、重要なことを見極め、わかりやすく相手に伝えることができているのです。
目的をもち、相手を説得、共感させるために、シンプルでわかりやすい資料を作っています。

またこの質、目的ついて考えるかどうかで成果は大きく変わります。

目的がない場合、成果には結びにくい緊急度が高く、重要度は低いものをこなすことで満足してしまいます。
5%社員は重要度を重視しています。
緊急度は低いが重要度が高いことに時間を使います。(7つの習慣にも書いてありますねこれ)
そのため、重要度の低い仕事をたくさん終えても満足することはありません。
しっかりと目標達成のために何が重要かを考えて行動することが大切です。

行為の返報性

人は、何か施しを受けた時にお返しをしないといけないという気持ちになるそうです。これを返報性の原理と言います。

例えば、食品売り場での試食。
試食をしてしまうと、それを買わないといけないのではないかという負い目を感じて、ついつい購入してしまうことがあります。(僕は試食だけ食べまくりますが)

コミュニケーションでも同じで、自分が腹を割って話せば、相手も腹を割って話してくれるようになります。

急に相手に何か質問して回答を求めるより、自分としては〇〇だと思うけど、君はどう思うと質問した方が、回答してもらえる確率が上がります。

これは、精神的なハードルを下げることにもなり、
会議などで心理的なハードルを下げるために、いきなり本題に入らず雑談をすることで意見が出やすくなったり、はじめにくだらない発言をすることで、発言のハードルが下がって意見が出やすくなります。

このように、あえては弱い部分を見せることで、意見を活発化させることを5%社員はしています。

自分は初対面の人と仲良くなりたいと思った時に、率先して自己開示をすることを心がけています。
小学生の頃からムードメーカー的な役割を持つことが多かったです。
相手のことを知りたいなら、まず自分を知ってもらう。そういうコミュニケーションはこれまでのサッカーの経験で身につけてきたので、ビジネスでも積極的に自分から発言しやすい空気感を作るなど、ムードメーカーとして活躍していきたいです。

行動量

目的、質の話が前にありましたが、5%社員は共通して行動の量も多いです。
どうせ〜、だけどなど言い訳を探すことはしません。
これは、失敗することを避けるために他責にし、思考を停止させることに繋がります。

5%社員はもちろん失敗をすることもありますが、失敗をさほど悪いものだと思っていません。
失敗を通して、学び、次は失敗しないようにプラスの材料に変える癖を持っています。

意識変革をしない

行動を変えるためには意識を変えないとダメだという主張があります。
しかし、意識を変えますといってもその瞬間から本当に意識が変わる人は意外と少ないと思います。

意識を変えて行動をするのではなく、行動を変えることによって、意識が変わるのです。
行動をしてみたら変化が起きたことを自覚し、行動を起こすことに価値があるという意識に変わります。
そうして行動と意識が変わると、習慣が変わり、結果が変わってきます。
意識が変わるのを待つのではなく、その瞬間からまずやってみる、行動してみるということが大切です。

ある経営者が意識を変える必要性を問い続けても、結局一時的なもので終わってしまいました。

しかし、半ば強制的に制度を変え、行動を変えた企業では、初めは抵抗する人がいたものの、いざやってみるとよかったと答える社員が増え、結果的に行動を変えることができたそうです。

自己実現

お客様に感謝される、社内で認められるという尊厳欲求を働きがいとしている人が最も多いです。

しかしこの尊厳欲求は相手がいてこそ満たされるものであり、相手が自分を評価しないと不満が生まれてしまいます。
また、自分でコントロールできず、ストレスの原因になりやすいです。

5%社員は、尊厳欲求ではなく、自己実現欲求を目指していることが多いです。
あくまで自分が主体であり、自分ができることとできないことをしっかりと区別した上で、自分ができる範囲で自分の目指す姿に近づいていくことを考えている。
金銭的な承認はもちろんありますが、自分がその仕事を通して成長したい、存在意義を感じたいと考えてる人が多いです。

振り返り

5%社員は振り返りの時間をとっています。
最低でも2週間に一回は立ち止まって考える時間をとり、なぜ忙しいのか、なぜうまくいってるのか、何か変えるべきとこはないか等、内省を定期的に行い、そこでも学びや気づきを次の行動に生かしています。
時間は15分程度でも構いません。

またこの内省を繰り返していくことで、自分だけの価値観を磨いていきます。
その価値観をもとに、一般的に信じられている常識や道徳を疑っています。みんながイエスというものをノーの立場で考えます。
あらゆるものの見方をし、その根拠を探し、自分の価値観に合っているかを確認します。

ザイオンス効果

ザイオンス効果とは、繰り返し接するとその人に対する好感が高まるという心理効果です。

人は一度自分のことを見下されているかもって感じて距離を取り始めると、そういった情報ばかりを集めてしまいます。
しかし、繰り返し接する機会をつくり話してみると、見下されていると感じていた78%が思い違いだったと答えました。

コミュニケーションの頻度を高めると不要な思い込みや過剰の気遣いがなくなります。

そうやって頻繁にコミュニケーションを取るのも5%社員の特徴です。

まとめ・行動すること

現在自分は日記を書いてます。
毎日ではありませんが1〜2週間に一回自分の状況について振り返っています。

これを始めたのは1年目の6月です。
数年後後輩に対して教える立場になった時に、どんなことに自分が悩んでいたかがわかるので、アドバイスをしやすいというのと、自己分析、行動を振り返るために始めました。

ハイパフォーマーになるためにというつもりではなかったですが、今回ハイパフォーマーの方がやっているということを確認できたので、今後も継続していきたいと思います。

現在の自分の業務を振り返り、もっと良くすることができないかを考えることを続けていきます。

あとはやっぱり行動量が大事だと思いました。
もちろん、なんのためにやるのか目的を明確にして、重要なものを限られた時間でやる能力は大切です。

でも、課題を見つけて何かを変えたい時は、意識から変えようとするのではなく、無理やり行動を変えていくということも挑戦していきたいと思いました。

おそらく、ここってかなり難しい部分だと思っていて、多くの人は感情で動くからこそ、自分の意識から変えないと動かない人がほとんどだと思います。

自分の中で常に内省し考えることはもちろん大切ですが、少し考えても答えが出ないものに関してはやってみることにします。

失敗したとしても、それは学びで次に活かせばいいし、考えて答えが出ないからって行動しないと何も変わりません。

具体的には、夜寝る前に10分でも本を読むか業界理解をするということをやってみたいと思います。

ハイパフォーマーになることは自分の目的ではありませんが、自分のありたい姿として、顧客にも社内にも信頼させる人間になりたいと考えております。
そのために、高い成果を出せる人になりたいです。

最後まで読んでくれてありがとうございました。

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