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思索

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つれづれ。
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#執着

見捨てられ不安が執着と支配を生む

親子関係の執着を手放してみて、唐突に気付いた事のメモ。 親子に関する問題に向き合う上で大きなヒントになると思うのでメモしておく。プロとして人の心に関わる人、当事者研究として自分の心と向き合う人、それぞれのなにかのヒントになれば幸い。 * 親子関係は、繰り返すものなのだということに気付いた。 親が過干渉や過保護などで子供の欲求を侵害するとき、親の見捨てられ不安がそこにあるのだ。 人はしばしば、人間関係の中で親子関係の問題を解決しようと他人に親を投影するが、それは親も然り

病気を治すのが怖いのは「つまらない自分」を認めたくないから

頭の中が忙しい。いつも考えすぎてしまう。だから言葉にしている。 小説を書くことが好きだ。思い描いたお話を形にしたいから。絵のほうがたぶん好きだけど、続かなかったから小説を書いているという側面もある。 幼い頃から、何かあると喋り続け、いつもノートに何か書いている子供だった。中学生になってもノートが好きで、絵を書いたり詩を書いたりしていた。インターネットが家に通った頃、パソコンを使って日記をつけたり、小説をホームページで公開したりした。とにかくずっと、公開非公開に拘わらず、こ

「弱いからって、誰かに守ってもらうだけで生きるなんてありえない」と思っていた

もうさんざん「弱い自分でもいい、どんな感情を認めて、甘えていいんだよ」みたいなことを書いているし、自分にも他人にも伝えることが多いです。ただ、それがどれだけ大変なのか、やればやるほど感じます。 私は本当に我慢することが当たり前マンだったので、染み付いた古いパターンを手放すのってめっちゃ大変だなと……。 先日、noteで初めて、まともに占星術をもとに記事を書いてみました。(占星術絡みの話題はnoteから切り離そうとしたけど結局やめちゃった) この記事は占星術で社会全体の流

成功体験に囚われず、変わっていく勇気を持つ

失敗から学んだり、自分の力で努力して得た技術や経験は尊い。それは安心と安定をもたらしてくれる。 しかし、ずっと環境が変わらない人はいないし、変革のときというのは大なり小なり誰にでも必ず訪れる。意図的なものでも、強制的なものでも。 だから安定した価値観や成功体験も、それが次のステージに進むために重荷になるなら、勇気を持って手放さなきゃいけないこともある。 * わたしはこの一年で、過去の人間関係の傷の再体験をしてきた。 引きこもっていた三年間、一切新しい出会いがなかった

宝物のような言葉たちと、わたしのままで生きる覚悟

最近、壁にぶち当たっています。あと少しで抜けそうな気がするのにずっともがいている感覚があって。でもこれはたぶん必要なもがきで。 壁を突破するエネルギーはまだ足りないけれど、なんとなく正体が見えてきてはいるから、現在地を再確認して自分の背中を押すために、過去に人からもらった「わたしの本質を突いてくれた」と感じた言葉を振り返ります。 以前、こちらの記事で偉人やフィクションのキャラクターの言葉で心の支えにしているものを引用しましたが、今回はわたしに向けて直接誰かが放ってくれた言