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思索

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つれづれ。
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#コンプレックス

心の殻を取り払って

私は家族に対して「まともに働いてない」という負い目がずっとあったから、家族に対して思う事があっても言えなかった。 そんな負い目を払拭したくて、社会的地位に囚われない自分の価値を探求してきた。そういう価値はちゃんと見つかったけど、家族を目の前にするとやはり働いてないという事実は重くのしかかった。 だから私は家族に対して不干渉を貫くことで、自分が見つけた価値や立場を守っていた。そしてまともに働き、稼げるようになるまでは何も言うまいと心を閉ざしていた。 本当は、社会的地位や立

私は私を愛したい【リレーエッセイ⑩】by逸見(はやみ)

この記事は、リレーエッセイ企画「あぁ、愛しのコンプレックス様」10番手として書かせていただくものになります。9番手は逢坂志紀さん。11番手は最後に発表します。お楽しみに。 ナルシシズム全開のタイトルで少し恥ずかしいのだけど、今回はコンプレックスがテーマのお話。 かつての私はコンプレックスまみれだった。今もまあまあまみれている。コンプレックスと共に生きてきて、コンプレックスを解消することが人生の課題だと思うくらいには、私とコンプレックスは切っても切れない関係がある。 きっ

ストレングス・ファインダーをやってみたらダメだと思ってたものが才能だった

ずっと「人から見た自分」と「自分で感じている自分」に大きな差があると感じていました。そして「向いていること」と「やりたいこと」そこに大きな乖離があるように感じていました。 HSP/HSSを知って、占星術を知って、「ほんとうの、たったひとりの自分なんていない、ぜんぶ自分なんだ」とわかったけど、「じゃあこの自分は、どうやったら幸せに生きられるか」というのはまだわからない。 落ち込みがちなのは相変わらずですが、コンプレックスを強みに変える、自分の「荷物」を「道具」に変えていくた

コンプレックスだらけのアラサー女が自分を受け入れるためにやってきたことまとめ

私はコンプレックスだらけで自己肯定感がすこぶる低く「何の役にも立たない、こんな自分は生きていないほうがいい」そんなふうに考えていた時期がありました。 全てを乗り越えられたわけではなく、今でもたまにそう考える時はあります。 それでもなんとか、それなりにじわじわと、昔よりは自分に対しての嫌悪感や罪悪感は軽くなり、「自分って捨てたもんじゃないな」と思えるタイミングが増えてきました。 そんな自分が、これまで数年間、自己肯定感を高めるためにやってきたこと、その中でもやってよかった

満月の夜に思うこと

月が満ちた。 空を見上げると、明るい満月と筋雲、そして少し離れたところにその明るさにも負けない金星が煌々と輝いているのが見えた。 実は最近、星読みに興味があって、それによると、月の満ち欠けやほかの天体との位置関係は、人の無意識に影響を与えるという。たとえば有名なところでいうと、満月の夜には凶悪犯罪が起きる、とか。 信じる信じないは別として、月の引力で潮の満ち干きが起きるように、我々の体にも何かしらの影響が起きていることは事実なのだと思う。 月が満ちていくにつれ、人は溜