積灰量を見積もるための基準写真
噴火によって火山灰が降ったら、単位面積あたりの積灰重量を、できるだけ広い範囲の多数地点で測定することが大事です。噴出量を計算するための基礎データになります。火山学の前進だけでなく、防災にも有益ですし、学校で行えば理科教育のよい題材になります。単位面積あたりの重量を測定した積灰写真を下に示します。
400 g/m2、桜島、@tigers_1964、2017年9月19日
86 g/m2、桜島愛宕山、@tigers_1964、2017年9月1日
50 g/m2、桜島、@tigers_1964、2017年9月1日
48 g/m2、群馬県渋川市、早川由紀夫、2004年11月14日、浅間山から46キロ。
20 g/m2、鹿児島市郡元、@tigers_1964、2016年7月25日、桜島から11キロ
7 g/m2、鹿児島市郡元、@tigers_1964、2017年5月2日、桜島から11キロ
2.0 g/m2、東京都府中市、青谷知己、2009年2月2日、浅間山から103キロ。
0.7 g/m2、東京都あきる野市、青谷知己、2004年9月17日、浅間山から119キロ。
0.5 g/m2、鹿児島市郡元、@tigers_1964、2016年7月25日、桜島から11キロ
おおまかな目安はこうなります。
自動車のボンネットの上なら、
0.1 g/m2 うっすら
1 g/m2 すきまあり
10 g/m2 一面ひととおり
※この記事は火山ブログからの部分転載です。
※降灰写真を用いた簡易降灰量測定法の開発と実践(井村隆介)
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