見出し画像

草津白根山

手前に湯釜。向こうに逢ノ峰を手前に配した本白根山。逢ノ峰の右に弓池。右遠方に四阿山。左遠方に浅間山。

画像4

本白根山の山頂域に並ぶ火口列は4800年前にできた。この大きな火口は底の中心部に鏡池をもつ。すっかり緑に覆われている。

画像7

鏡池には多角形土がある。凍結融解でできた。

画像7

本白根山は2018年1月23日に突然噴火した。東西に伸びる長さ140メートルの割れ目が主火口だ。噴出物が飛び散った範囲の樹木が枯死している。

画像5

湯釜の底には溶融硫黄がある。湖面に浮上して尾を引いている。1882年から100年間ほど頻発した噴火で火口周囲の緑がすっかり失われた。その前は森林に覆われていて湯釜の水に魚が住んでいたという。

画像3

地表を厚く覆う白色粘土は1939年4月24日12時20分の爆発で生じた。御嶽山2014年9月27日爆発とよく似ていたと考えられる。

画像2

30万年前の厚い溶岩がつくる青葉山と草津温泉街。

画像8

殺生溶岩が沢筋に流れ込んでつくった二次爆発孔。武具脱の池。4800年前。左上に円錐形の爆発孔がもうひとつある。

画像7

群馬県嬬恋村仙之入には、氷期に顕著だった凍結融解作用によってなだらかな起伏が生じている。草津白根山から40万年前に噴出した太子(おおし)火砕流がつくった台地の表面だ。北海道美瑛の波状地形と同じ。あちらは100万年前の十勝火砕流台地の表面だ。雪山は本白根山。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?