南の暖かい海で2億年前にできたサンゴ礁

画像1 秩父の武甲山は三畳紀の石灰岩を採掘している。右端に工場が見える。いまから2億年前、三畳紀という時代に南の暖かい海で水面下に没した火山の上にできたサンゴ礁だ。1億5000年前に日本列島に付加した。
画像2 その北西25キロ、神流川沿いにある叶山はそれより古い3億年前の二畳紀に同じようにできた石灰岩だ。山が削られてすっかり平らになってしまっている。草津温泉から流れ出る強酸性の水に投入して中和するために使われている。北西側の叶山が二畳紀で、南東側の武甲山がそれより新しい三畳紀なのは、太平洋プレートが南東から移動してきて日本列島の下に次々に付加したモデルでうまく説明できる。

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