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黒部五郎岳カールと鷲羽池火山

黒部五郎岳はまるで火山のような大きな円錐形の山体をなすが、火山ではない。東に開いた馬蹄形凹地は氷河が削ったカールである。

東に開いたカールをもつ黒部五郎岳
寄って
カール底に大きな岩が散乱している。

鷲羽池は6000年前に噴火してできた火口だ。2年前の9月下旬にもドローンで撮影したが、今回は雨上がりのきれいな色合いで撮影することができた。ただし鷲羽岳の山頂には霧がかかった。持参したドローンは DJI Mini 3 Pro だったので、縦位置も撮影できた。

カコウ岩からなる鷲羽岳の南東山腹に火口が開いた。
南山腹に黒色砂礫が露出する。
縦位置
黒色砂礫は、溶岩ではなく溶結したスコリアだ。高温酸化して赤いところもある。

三俣山荘と双六小屋を結ぶ登山道は、尾根、中、巻き道の3コースがある。2年前は巻き道コースを往復したから、今回は尾根コースを選んだ。どちらも日本離れしたすばらしい景観が続く。

朝焼けに浮かぶ槍ヶ岳
三俣蓮華山、水晶岳、鷲羽岳。まるでヨーロッパアルプスにいるかのようだ。
槍ヶ岳に向かって平坦な尾根を進む。天空の滑走路と呼ばれる。


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