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登録者6000人で2年間成長が止まってたVTuberが、1か月間縦型歌枠をして登録者1万人を目指した話

割引あり

はじめまして、ボイチェンで歌枠をしているVTuberのはやかわりんねと申します。お仕事で個人や企業から依頼を貰ってマネージャー業などでご飯を食べている元心理士です。

【自己紹介】
2020年7月からボイスチェンジャーを用いたリアルタイム歌枠を続けており、ボイスチェンジャーでピッチを1オクターブあげて歌唱するバ美肉VTuberがそもそも希少なのと、ボイチェンVTuberで歌をメインコンテンツにしてる人が少ないと認識しており、そんな中で私の取り組みが誰かの参考になればと思いnoteを書きました。

縦型配信を始めたきっかけと私の活動方針

VTuberのマネージャーをしてると前述していましたが、依頼で悩み相談をうけるなど、コーチングという形でVTuberと関わることが多々あります。その際に、「なんでVTuberになったのか」「VTuberでどうなっていたいのか」といった目標だったり願いの言語化のお手伝いをすることがあります。私の場合は、「バーチャルライブハウスのキャパ80人ぐらいの箱にお客さんが50~80人いてそこで歌っていたい」という「こんな活動したい」が明確にありました。かみ砕くと、登録者が多い個人Vや企業Vのイベントがたまアリのでっかいライブだとすると、私がしたいのはそこにあがることではなくzeppより小さい箱でのライブに好きな人が来てくれるような活動がしたいと思ってました。

停滞感とマーケット設定

何年もyoutubeで歌枠をしていると、どんどん歌が上手でMCの声も可愛いVTuberさんがたくさん出てきて、それをたくさん見てきました。客観的に考えて自分の配信よりもこの子の配信見るよなっていうことも考えました。ボイチェンでの活動の中で、変換していない素の歌声と戦うのはどれだけ音作り拘っても難しいなと感じました。なので、一旦納得のいく音作りを頑張って行いつつ、回り道模索期間がながく続きました。そんなときに出会ったのが縦型配信ブームです。

ボイチェンバ美肉VTuberバイアスの有無がなかったらどうなるのか

ボイチェンVであるバイアスがなかったらリスナーからどう評価されるのかは常々気になっていて、ちょっとだけbilibiliで活動したころに女性Vと同等の評価をうけたことから、海外向けであれば可能性ある?という希望的観測はありました。
縦型配信は、このバイアスを非常に受けにくい性質があり、私のコンテンツと親和性が非常に高いです。
具体的に言うと、「私がボイチェンVなのか、そもそもそのVがどんな人か知らずにリスナーは縦型配信にアクセスし、視聴した短時間の印象で評価をする」ため、様々なバイアスを受けにくく好みであれば視聴してもらえる点において非常に優れています。

縦型配信は視覚情報➡視聴継続する動機となるその瞬間の中身

重要なのは
①画面のキレイさ(モデルの可愛さも含む)
②配信に来た時に引きになるコンテンツをやれているか
この2点をとても重視しました。

縦型配信では、パッと画面開いたときにスワイプするか見続けるか判断が入り、外観が良ければ一旦とどまって貰えます。そのタイミングで知ってる曲が流れていればちょっと聴いてみようかなと思えてきて、1曲聞いて良かったらまた来ようかなとチャンネル登録してもらえます。モデルの良さを生かして画面もキレイに整え、常に歌い続け、選曲もマーケットはVTuberに関心があれば言語圏問わず海外にリーチしたので、有名なNARUTOや鬼滅の刃、ONEPIECEのアニソンを中心に、これもどうかな?を探り探り試しました。

フィードにのるのらない、のらないと縦型配信は効果がないのか

私が縦型配信のデータをスプレッドシートにまとめはじめたのは、Xで縦型配信が話題になっていてフィードにのったのらないで盛り上がっていて、周囲のVtuberさんがやってみたけどフィードに乗らなかった…と話していたからです。
縦型配信をすることで、通常配信よりも新規層にアウトリーチでき露出を増やすことができてることが視覚的にわかるよう、時間当たりの再生回数(どのぐらいの人に見て貰えているか)や、再生回数に対するチャンネル登録者数(見てもらった人の何%がチャンネル登録してくれたか)といった指標をデータと一緒に出して客観視することで、フィードにのってバズった!とならなくても効果があるよね。の理解を広めることができました。
私も含め、体感で効果の有無を考えがちな人類だと思いますが、一旦データにして客観視すると色んな気づきがあるかもしれません。

この時期は同時接続者が3桁もあった。チャンネル登録もたくさん増えた。今は同時接続者が半分ぐらいしかいかない。shortってもしかして伸びない?と感じたとします。私もそう感じたことがありました。そこで、データで結果を管理し客観視する意味が出てきます。伸びてたと感じた頃よりも再生回数が1/3、チャンネル登録が1時間当たり半減しているが、再生回数当たりのチャンネル登録者の比率はあがっている。他のデータとも見比べて、再生回数が全然回らないからチャンネル登録の増加数が減っているので、何か違う手を打ってみようと考えるには、一旦データとして残さないと難しいかと思います。
(一番下の有料部分では、私の1か月間のexcelでまとめたデータと、購入された方がすぐ使えるよう入力可能な欄が用意されています。)

縦型配信におけるリスナーの動態と勝ちに行くセトリ

これは私の戦略なのでサンプル数1として捉えてください。一定回数縦型配信をすると、開始5~7分ぐらいにドッと新規流入があります。ここに合わせて、来たリスナーの多くが知っていて自信もって歌える曲を2曲連続で入れてます。平日と休日や年末年始、時間帯でリスナーの動態はかなり変化しますが、基本的に初動は新規リスナー中心のため、ここでいかに新規の方に好いてもらえるかに全力を出します。ここから30分ほど新規流入が途絶える時間がきますが、30~40分後に次の山が来るはずなので同時接続者数には目をつむり頑張って歌います。そろそろかな?というタイミングでまたリスナーに合った選曲をします。
フィードにのったような山は、3回あるときもあれば2回、1回のときもあるようです。
また参考になるかわかりませんが、私は競合になるVTuberさんの配信が少ない2時ー4時または14-16時を中心に狙って配信しました。(もちろん平日です)
shortが見られやすい17時18時や、朝の通勤タイムの6-8時は朝活が多いこともあってか、前述した時間帯よりも極端に結果が悪かったです。これはコンテンツ内容などで個人差があるかもしれません。
(ここでいう結果が悪かったは、再生回数が回らないため、チャンネル登録率は通常通りだが1時間当たりのチャンネル登録者数が良い時よりも大幅に下回るという状態です。)

実際に縦型配信をしてみての感触や手ごたえ

縦型配信がきっかけで、メンバーシップに入ってくれたりスパチャをくれた海外ニキがそれなりの数いて、ちゃんとファンとして定着してくれてるなという実感があります。縦型配信を仕事の合間にやっている都合からゲリラ気味での運用でしたが、同時接続者数が2桁なのにお名前覚えられないぐらいリピーターになってくれる海外リスナーさんがたくさん増えてくれたなという体感があります。
通常配信の同時接続者が20人前後だった6000人台の自分が、縦型配信をすることで2h~3h配信すれば同時接続者が最終的に最低40人以上が安定して見込めるようになったのは、成長を感じます。

最後に

縦型配信を1か月やってきて、手法としてチャンネル登録を伸ばす効率的な方法は気づいてしまいましたし、実際にそれをされてる方もいるかと思いますが、本記事を見てる方に伝えたいメッセージとしては、「それはやめといたほうがいいよ」です。間接的に何かの批判になってしまったら申し訳なく思います。そういった意図はありません。チャンネル登録者数が単なる数字ではなく、そこに思い出が乗っていれば、より楽しいVtuberライフを送れると思います。


同時接続者数が22人ぐらいだったのが30人台になって嬉しい!なんて思ってたら、急に70とか80が見えて慌てていた時期です。この次の配信3回ほど3桁が見えて心臓がドキドキしていました。でも、じゃあ直近の同時接続者が30人~40人が悪いかといったら違うよねを、こういったシートで記録していれば確認ができます。
1時間当たりの再生回数は低下してるけど、再生回数当たりのチャンネル登録者数は跳ね上がってるから、youtubeでおすすめされておらず再生回数が回っていないからチャンネル登録が他の日よりも増えていないんだとか、原因がわかります。ただ結果よくなかったなで終わるのではなく、なぜ悪く感じたのか、本当はどこが望む結果につながらない要因だったのかを考えらえると、配信活動における焦りやストレスが少し減るかもしれませんね。

6345人→10031人までの過程全て記載したexcelファイルです。無料でばらまきたいなと思った部分だけ記載してますので、あくまで一次データとしてお使いください。

何かのお役に立てば幸いです。

有料部分にはなにもないよ!

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