見出し画像

作品と商品の違いについてメモ

先日チケットサプリの一般販売があったのですが、なんだかんだモノづくりが一番自分のバリュー発揮できるなと思ったので、やってる中で考えていたことを備忘録的にメモしておきます。

ちなみにデザイン面は弊社デザイナーminaが全てやっているので、私は彼女の要望とコスト、製造背景、納期の間に立って調整に調整を重ねるようなポジションです。ちなみにこのポジションが一番得意っぽい笑。

(ヘッダーの写真はボツになった外箱と仕切りです)


・ユーザーが知覚できる高品質はどのあたりか

これは商品作りにおいて一番重要だと思っていて、想定しているユーザーが近くできる高品質の天井がどこにあるかということです。正直、原価を上げればいくらでもハイクオリティなものにしていくことができますが、とはいえペルソナごとに知覚できるハイクオリティの上限ラインというものがあります。

例えば、私は料理全般に対してこだわりが強く美味しいと感じるハードルも高いのですが、なぜか寿司に関してだけそのハードルが著しく低いです。というか、寿司全般が美味しすぎて「美味しい」以上に知覚できるものがないんですよね。なので、ぶっちゃけ一皿150円の寿司でもだいぶ美味しいっていう。でそんな私に高級寿司を食べさせたところで「美味しい」という感想しか出てこないので、スシローに連れていった時と感動に大差はありません。そうなると、コストを考えても高級寿司は私にはもったいないというわけですね。

そんな感じで、基本的にお届けするクラスタごとにどこまでのクオリティを知覚しているかを知っておくことは重要で、その天井を100点としたときに110-120点くらいを狙いにいくとほどよく、これが250点とかになると大抵コストの方が優ってしまい作品としてはいいけど商品としては微妙となるってわけですね。

・コスパの最大値を取れているか

ここから先は

1,414字

いつも読んでくださりありがとうございます!サポートは、お勉強代として活用させていただいております。