ハワイ旅行中に読んだ本

どうも、ハヤカワ五味です。

旅行といえば読書ですね!(そうですね!)

ということでいくつか本を読んだので、感想を置いておきます。リンクを踏んで買ってくれると、アフィリエイトを通じて私の本代になります。永久機関。

-マンガでやさしくわかるNLP

太田さんと飲みに行った時にNLPの話になったので、概要を知っておきたいなと思い「マンガでやさしくわかるシリーズ」から。

認知行動療法にも少し近いのですが、どうやって物・コトを見て感じ、それによってどのような反応をするかというシステム部分を必要に応じてインストールしなおそうよみたいな感じでした。このあたりの人間の思考のOSに関しては、早いうちに知っておくといいと思うので今後インターンの子とかが入ってきたら勧めたいですね。

-銃・病原菌・鉄 上下

前々から読もう読もうと思っていたのですが、サピエンス全史とか過去読んだ本と割と内容被ってるのでは?と積読していた一冊。ヤモッティさんにおすすめされたので読みました。

内容としては、過去に何冊か読んだ地政学など地理系の本に近しい感じでした。つまるところ、人類の進化に地域ごと差があったのは、人種などにおける人間の優劣ではなくあくまで地理など環境的要因によるものなのではないかということ。この本でたしかにと思ったのは「貯蓄可能な食料が生産できるようになる→一部の人が政治を行い税を課したり食料の再分配が可能になる→食料生産以外の専門職が成立するようになる→銃や文字による情報伝達などが発達する」というフローについてかな。病原菌と耐性、それによる人類の増減に関しても触れられています。

-世にも危険な医療の世界史

最近インチキ医療とインフルエンサーについてよく見かけるので読みました。そもそも婦人科の歴史について興味があっていくつか読んでいたので、改めて同じ時代にどのような医療措置が同時並行であったのかを知れてよかったです。ちなみに私の言っている「婦人科の歴史」とは、女性の精神疾患や体調不良がほとんどすべて子宮(ヒステリーという単語の語源でもある)からきているとされている時代のことで、具体的には手マンが精神疾患の処置として内科などで行われていました。マジ女性を取り巻く環境ハードすぎでしょうと思いましたが、それと同じくらいの時期にはもっと(今考えると)ヤバい治療もいろいろ行われてたようなのでなんか安心しました(?)。ちなみにコカコーラのコカがコカインのコカだというのはよく聞く話ですが、私はバイエル社(女性に馴染みのあるものだとミレーナを作ってる会社)がもともとヘロインを売っていたことが一番グッときました。

-シン・ニホン

周囲で話題になっていたので読みました。

私はよくマイブーム単語があり、ここ最近はずっと「#今日の本質」と言っていたのですが、これはまさに全編#今日の本質のオンパレードという感じでした。どんな感想だよって感じですが、読めばわかると思います。結構、筆者の安宅さんと同じような本質的なことを(部分的でも)考えていた人っていうのは多い気がするのですが、それをここまで丁寧に構成して全方面から堅く裏打ちをされて、全世代が「そうだよなあ…そうだなあ…!」と頷かざるえないような確実なものにされているのがすごすぎるなと思いました。細かいところは読んでくれって感じなので2つ印象に残っている点を挙げると「求められる人材、上手くいく人材の特徴4つ」と「時代を切り拓く異人の特徴」についてです。

まず、「求められる人材、上手くいく人材の特徴4つ」ですが、安宅さんは大部分が「運・根気・勘・チャーム」であり、特にチャームの部分は教育の中で重要さを教えていくべきだと本書の中でおっしゃられてました。いやほんとうに同意しかなくてですね、私なんかはこうやって自分で事業をやっているので多くのフォロワーの方には「経営について詳しく学ばれているんだ!」と思われがちなのですが、私は美大出身なのでビジネスのビの字すら怪しいレベルでもはや先の4つの特徴だけでなんとかなってるのではないかと思います。そういうパターンもある。

また、新しいゲームの鍵を握る「異人」の条件として挙げられていた「どんな話題でもそれぞれ自分が頼れるすごい人を知っている人」というのにも全面同意で、もはやインターネットでいつでも連絡が取れる時代なので、いかに「この分野の正解を持っている人」に「快く相談に乗ってもらうことができるか」は一番の重要事項なのではないかとも思えます。しかもこの後者の「快く相談に乗ってもらうことができるか」というのは先ほどのチャームにも関わってきますし、結局人間性がある程度「運」っぽい形で跳ね返ってくるのではないかと思いますし、そこの重要性がもう少し語られてもいいのではないかと私も思っています。ちなみに私の元にも有象無象の相談が寄せられますが、マナーの良く応援したくなるキャラクターのものやお世話になってる人には返信しますが、マナーが悪く要領の悪いもの、また質問相手が的外れなものには返信をしていません。

-リッツ・カールトンが大切にするサービスを超える瞬間

リッツカールトンの元日本支社長の方が書かれた本。

個人的に、最高の体験を届けてくれる2大サービスはディズニーランドとリッツ・カールトンで、この2つは勉強代と思ってでも是非体験した方がいいと思っています。ちなみに以前リッツに泊まった後にリッツカールトンの青い本は読んだことがあったので、リッツカールトンの大枠の考え方などは知っていたのだけど、改めて振り返りたいなと思いこちらも読みました。実は、feastのサービス設計をしている時に参考にしたのはホストとロリィタブランドのカスタマーサービスだったのですが、次回サービスはディズニーとリッツ・カールトンを参考にできたらいいなと思いました。なんかいい話すぎて飛行機内でボロボロ泣きました。

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なんか最近は、特にこの分野掘りたいみたいなのがないので(心が忙しい…)、おすすめの分野があれば教えてください。

いつも読んでくださりありがとうございます!サポートは、お勉強代として活用させていただいております。