大仕事で迎える朝
朝、牧場の奥さんも早く出てきた。
理由は昨日大腸菌で調子を崩していた牛の確認。
やはりダメで、夜のうちにお亡くなりに。。
大腸菌の毒素って急激に回るので、弱り始めるとあっという間に行く場合が多い。
一通りの仕事を終えてから牛舎の外へ運び出す作業を開始。
硬直した500kg以上の牛を外に出すには、
まず、
① 回頭させて前脚を引っ張れる状態を作り、
② 牛舎の外からショベルとロープを組み合わせてどうにか外へ引っ張り出す。
③ ショベルで吊り上げてトラックへ搬出できる場所に運ぶ。
この3ステップで牛を外へ運ぶのだけど、途中にはいろんなドラマというかハードルがあって、手順を間違うと牛舎を壊したり、別の機械を傷つけたりしてしまうので、細心の注意を払って作業します。
常に「なんとかなる」と考える
牛の姿を見るとどうしよう。。って絶望的になる場面もあるけど、牛舎仕事は「なんとかなる」と信じて動けば必ずなんとかなります
週明けにはレンタリングのトラックで化成工場へ運ばれていきます。
牛のスペースには石灰を撒いて消毒してから新しい寝藁を入れて、次の牛を入れる準備をします。
切ないけど、こうして入れ替わっていくのが酪農の日常です。
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