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【実況と感想】渋沢栄一 NHK大河『青天を衝け』37回「栄一、あがく」

2021年11月28日(日)20時放送、NHK大河ドラマ『青天を衝け』37回「栄一、あがく」を視聴しました。

ーーーひと言ーーー
来週は師走の12月、今年も残り少しです。
まれにみる激動の年として後年語り継がれる年になりそうです。
個人的には特に病気にも罹らず健康に過ごせたのは良かったです。
まだ終わってませんが。。。。

■プロローグ
家族で食事をしていても、職場でも覇気のない様子の栄一は、千代を亡くし憔悴していました。
益田も喜作も心配し、井上は妻を持たないと駄目だといいます。
栄一は静岡の慶喜を訪れ、香典のお礼を言い、昭武も案じていたことを語ります。

---曲---

■こんばんは徳川家康です
今日も出番なしでした、残念。

■共同運輸会社設立
三菱に対抗するため、海運会社・共同運輸会社を設立、大隈・弥太郎等は妨害しますが、世論は栄一に味方します。
大隈・弥太郎を揶揄した絵が出回りますが、弥太郎はいっこうに気にしていない様子です。
神田伯山の講談登場
三菱・共同の値下げ競争は激しく、郵便汽船三菱も価格引き下げして対抗、更に競争激化します。

■伊藤兼子
豪商、伊藤八兵衛の娘・伊藤兼子/大島優子と栄一の縁談話を、やすが仲介します。
妾ではなく後妻に迎えることが条件です。
二人は対面しますが、ビジネスライクな対応の栄一に兼子もキョトンとしています。
歌子は栄一の結婚に心配顔です。
数カ月後に、歌子に子供が生まれます。
千代に見せてやりたかったと感傷的になる栄一です。
その言葉に、兼子も寂しそうな表情です。

■養育院
養育院が廃止されようとしていました。
東京市会は、自ら努力もせぬものに税金が使われることに反対します。

■岩倉邸
三条実美、井上が見守る中、岩倉は病床にありました。
日本はどの国とも違う、日本独自の国を作らねばならぬといいながら、絶命します。
天皇中心の政治を望みながら岩倉具視が亡くなりました。

■三菱との争い
共同運輸会社に客を奪われ、もっと値を下げろと弥三郎に指示する弥太郎でしが、病に倒れます。
「奥の手があるきに、、、合本を潰す」

五代は、三菱と共同が協定を結ぶよう仲介に乗り出します。
株式の過半数は三菱のものになっていると、乗っ取りを企んでいるといいます。
あまりにも大きくなりすぎたから潰すとは、政府はあまりにもひどいと五代は憤ります。
もっと大きな目で日本を見ろという五代に、栄一は反抗しますが、日本の損失だという五代に対し、合本との戦い、刺し違えてでも勝負すると栄一は頑なです。

■伊藤博文
栄一は、伊藤博文に政府が制裁してほしいと訴えます。
伊藤は、敵の悪口を述べるのこそ卑怯千万だ、自分が正しい立派な考えを持っていると奢るのは少し慎めと宥めます。
伊藤は、自分を正しい人間だと思っていない、憲法を1年半かけて調べて、民意を取り入れたいと持っていると語ります。
ようやく日本のスタートだ、結局一番日本のことを大きな目でみているのはあなただ、と栄一も納得したようです。

■弥太郎
病床で寝込んでいる弥太郎は、弟・弥之助に遺言を残します。
国のため日本国を一等国に、日本の船を世界の航路に、と叫びながら絶命しました。
栄一は弥太郎が死んだことを伝えられ、五代も長くないという噂があるとも知ります。
五代は、大阪に戻り治療に専念することになり、弥之助と栄一が同席する中、外国が再び日本の郵船事業を牛耳ることになるので、他に道はないと最後の仲介に乗り出します。
五代の仲介で、栄一と弥之助は2年半に及ぶ戦いを終え、合併することに決まりました。

■五代と栄一
「青天白日」李白が言うように、「天地に恥ることはなか」
「もっと商いで日本が変わっていくところを見たかった」
渋沢に今後を託し、その年の秋、五代友厚も亡くなりました。

■兼子
離縁してほしいと申し出る兼子。
情がなければ妻にはなれない、栄一の心には前妻の千代がいる、奥様の代わりにはなれないと離縁を申し出ます。

それに対し栄一は、違う、許してくれと頭を下げ、ちっとも立派ではない、目の前のことしか見えていない。
これからは俺をもっと叱り、尻を叩いてくれ、この家族を守りたい、といい、兼子に頭を下げて頼みます。
兼子「これからもよろしく頼みます」

■東京養育院
兼子と協力し栄一自ら経営することになりました。
バザーをやり、財界人から寄付を募ることになりました。
千代が針子を教えていた姿を思い出す栄一です。

■明治18年冬
内閣制度が発足しました。
明治天皇より伊藤博文が初代内閣総理大臣に任ぜられました。
その後、大日本帝国憲法が発布されました。
兼子に正雄が生まれ、篤二が不満そうに見ています。

----つづく----

次回は第38回「栄一の嫡男」

■大河ドラマ紀行
・岩崎弥太郎生家(高知県安芸市)
岩崎弥太郎は貧しい土佐藩士の家に生まれました。
生家に残る石組みは、日本列島を模して作ったものだといわれています。
・土佐稲荷神社(大阪府大阪市)
藩邸の敷地に九十九商会が設立され、三菱商会へとつながっていきます
・清澄庭園(東京都江東区)
真鶴石など巨石が点在しています。

■感想
内閣制度も大日本帝国憲法も一瞬でほぼスルーですね。
大日本帝国憲法こそ復活するべき憲法だと思うのですが。
もちろん時代が違うので、そのまま全てを使うことができないのは当然ですが、今のGHQに押し付けられた憲法よりは優秀です。
通常50回程度放送する大河ドラマですが、晴天を衝けは41回ということで少し短縮されたのは残念です。
そして、少し家族ドラマに重点が置かれているような気がするのも、少し物足りないですね。
矛盾するようだけど、家族愛を重視するのは大賛成です。
東の渋沢、西の五代といわれた五代の最後もあっさりとしていたような感じです。
岩倉具視や弥太郎の最期も本当なのか?と思わせるシーンでした。
こういう演出は最近の傾向なんでしょうかね。


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