見出し画像

【感想】渋沢栄一『青天を衝け』第1回

渋沢栄一『青天を衝け』第1回「栄一、目ざめる」を視聴しました。
北大路欣也さんの徳川家康が登場。
スタートから意外な展開に。
ナレーションも意表を突く。
「大和朝廷の時代・・・・明治維新で近代が始まる・・かんたんなものじゃない」と
東照大権現の欣也家康はインパクト大です。

場面が変わって、徳川慶喜に渋沢栄一と喜作が家臣となるエピソード。
青年の渋沢栄一、喜作、慶喜が登場します。
そして、幼年時代にステージが変わります。
1840年代の武蔵国血洗島
子供の頃の栄一はワンパクで親の手を煩わせる性格だったようです。
幼少期は、ワンパクで強情でよくしゃべるという性格描写を示唆しています。
血洗島では、蚕産と藍染業が主要産業だったそうです。藍玉を作って売り生活を支えていたと描かれています。
将来の富岡製糸場の創業へとつながるエピソードのようですね。

場面が変わって水戸藩では尊皇攘夷派として外国から日本を守る軍事訓練を、斉昭自ら指揮をとっています。
斉昭の子、慶喜幼名七郎麻呂がキジを矢で打ち落として才能を発揮。
藤田東湖は育て方を間違えないようにしないと厄介なことになると将来を予言するような言葉を述べます。
確かに、育て方を間違えたのか、慶喜は幕府を滅亡させますから、予言的中です。その点、草彅さん、今後いい味出しそうです。
結局、慶喜は一橋家に養子に入ることになります。

場面が変わり、代官が罪人を移送してきます。
代官は利根吉春、罪人は高島秋帆です。利根吉春は悪代官のようですね。
高島秋帆は、砲術家で今後活躍しそうです。

第1回は、渋沢栄一幼年期の性格描写と時代背景の説明が中心でした。
前々回の大河ドラマのように、チンケな家族ドラマ的なドタバタ劇風演出もなく、大河的オーソドックスなスタートを切りました。
テレビドラマ的抑揚とドッキリ感も取り入れつつ、しっかり歴史的事実を描写しています。
今後が楽しみになるようなスタートだと感じました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?