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春侯爵詩片

夜が明けて
からだの海から
意識の舟を
引き上げる時

びっしりと
重篤な病に呻く
世の中からの
ヘドロや血反吐を
朝の光にあてて
洗い流さなければならない

そして
届いている詩や文章にふれて
純粋な生きることの
ちょっとした喜びが
胸の中に沸き起こる

蜘蛛の巣が
太陽にきらめくように

生きることは
振動だ


■画像はヤフー、朝焼けの海画像より。


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