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『戦争とオカルティズム〜現人神天皇と神憑り軍人〜』 藤巻一保著を読む 1.

『第一章  ユダヤ禍と竹内文献
四王天延孝…しおうてん のぶたか
ユダヤ・フリーメーソンの陰謀を説きつづけた陸軍中将
日本で突如として湧き起こった「ユダヤ禍」「ユダヤ陰謀論」
ユダヤ排撃の歴史は長い。古代・中世はいうに及ばず、近代に至っても、差別と隔離を軸としたアンチ・セミティズム(反ユダヤ主義)が欧州やロシアなどから消えることはなかった。欧州諸国があいついでユダヤ人に公民としての法的権利を認め、市民として「解放」するようになった十九世紀以降、反ユダヤ主義はかえって流行性の熱病のように広がってゆき、二十世紀に至ってナチスのホロコーストでピークに達したことは衆知の通りだ。~~~
政治に対する国民の不満や怒りをユダヤ人に向けさせ、鬱憤のガス抜きをはかる政策は、革命以前のロシアでもくりかえしおこなわれた、たとえば十九世紀初頭、ロシアはユダヤ人を白ロシア地方から追い出し、荒地ヘの移住を強制した。さらにユダヤ人の開墾した土地を没収し、農業に従事することを禁止し、二十世紀になると相次いで大虐殺事件を生み出した。
そんな中、ユダヤとの接点がほぼ皆無といっていい日本で、唐突にユダヤ禍・ユダヤ陰謀論が湧き起こった。この主張は、昭和初期以降、津波のような勢いで日本を覆っていったが、その際、指導的な役割を果たしたのが、陸軍中将・四王天延孝であった。〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ユダヤ勢力の次なるターゲットは日本天皇……皇国は滅びる……
四王天が接触したのは左右両陣営の要人だけではない。ユダヤ系新聞記者、極東方面のシオニスト団の重鎮(〜〜)など、多方面のユダヤ人と接触し、新聞・雑誌・書籍なども収集調査した。〜〜
シナゴーグ(ユダヤ教の会堂)にも顔を出し、正月の礼拝や復活祭にも参加した。ラビによるトーラーの朗読でユダヤ人会衆数百人が「慟哭状態」になったのを目の当たりにしてその宗教心の厚さに驚き、日本の浮かれた正月儀礼と比較して寒心に堪えなくなったとも吐露している。~~~
ロシアの皇帝一家がユダヤ勢力によって滅ぼされたとする反革命派の主張は、筋金入りの皇道主義者だった四王天に強烈な危機感を抱かせた。ロシア皇帝の次は、日本天皇がターゲットになる。そうなれば、皇国は滅びるーーー四王天は、次第にこの考えに取り憑かれはじめた。〜〜〜』

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すでにユダヤ禍は数千年前から地球上にあり、様々な民族とのトラブル、様々な民族からの攻撃を受け続けていた。さらにイエス・キリストを磔刑にかけた民族としてキリスト教徒からの何千年も続く呪いをかけられた。何千年にもわたり継承された極端な選民思想が他民族からの呪いと攻撃を受け続けるのは当然のことで、その絶望的な対立の過程から、他民族はすべて家畜であり殺傷してもかまわないという遺伝的信念が結晶化しても仕方がない。まさにイエス・キリストが自らを犠牲にして選民思想を超える霊的愛を示した真逆の呪いが12使徒によって拡大深化させられるという、皮肉な事態を招いたことは、彼らには本物の霊性がなかったという証明となる。日本文明はこの恐ろしい呪い祟りと遭遇せざるを得なかった。17世紀に黒船第一波がやって来て以来、地上化して権力の巣窟化したキリスト教の日本上陸は暗い戦乱をもたらした。聖なる言葉の裏で征服したり、日本人を奴隷輸出したりするのだからたまらない。そして断続的に日本は、地球上全域に広がり覆ってしまったユダヤとキリスト教という呪いに襲われ続けた。
逃げ場のない金魚鉢の中で、日本人〜日本民族は流体化してゆき、世界に打って出て、好ましい人々、文化とうち交わることで、日本式グローバリズムを世界中にもたらさなければならない。アニメはその第一波なのだ。何度でも言う。扉を開けて、グローバリストに襲われる海外の人々を受け入れて、日本式の合衆国を構築せよ。池袋の決起をキアヌ・リーブスが世界中に発信してくれていることのありがたさを感じるならば。


■画像はヤフー源流画像より。

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