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走りながら思想しよう・“中今”考4.

量子物理学者という人類最先端科学の研究者は、従来の物理学者のような実験信仰者では務まらないと思われる。人間の意思、視線そのものが放つ素粒子が外界内界ともに物理的影響を及ぼすとわかって以来、人間の意識や心そのものの量子的振る舞いを捉えなければ、仮説や数式一つ立ち上げられないからだ。人間の意識や心の専門家といえば、心理学者や大脳生理学者と言いたいところだが、宗教者特に超自然力を目指す秘教修行者達、解脱を目指す仏教修行者達、錬金術師、魔術師または気功家、霊能者のような分野の素養や経験に富む人間こそが量子力学者には最もふさわしいはずだ。保江教授は先祖代々の陰陽師の家系であり、実際に祖母からの伝授を幼児期に受けられたという。
以下、『願いをかなえる「縄文ゲート」の開き方』より引用。

“伯家神道(はっけしんとう)と日本の霊性
もちろん、日本にはユダヤ系以外にもさまざまな渡来系の人たちが入って混血をしているので、その意味では多民族国家といえなくもありません。しかし、天皇家や日本人の魂は、レムリアから引き継いだ霊性や縄文スピリットを失うことなく保ち続け、今の日本人のなかにも息づいています。
それは、陰ながら日本の霊力を守り、縄文スピリットを継承してきた人たちがいたからです。
なかでも、宮中祭祀をつかさどってきた神祇官長官・白川家による伯家神道や陰陽師は、そのような重要な役目を担っていました。
僕は今から十数年前に、伯家神道の秘儀参入の修行を60年以上されてきた京都の巫女様から、はじめてお会いしたときに「あなたは宇宙由来の魂だ」と告げられ、伯家神道に伝わる祝之神事(はふりのしんじ)を授かりました。〜〜〜
僕が授けられた祝之神事は、皇太子が即位する際、「現人神」となるために受ける儀式のことで、明治天皇以降、この秘儀は途絶えてしまったとされていました。ところが、それを陰ながらずっと継承していたのがその巫女様だったのです。巫女様によると、たとえ皇室で継承できなくなっても、時代精神が求める人物が継承すればこの秘儀が失われることはないとのことで、そこでなぜかこの僕に白羽の矢が立ったというわけです。最初は僕も半信半疑でしたが、何かに背中を押されるように京都の巫女様のもとに通うようになり、月1回のペースで大祓の祝詞を学びはじめ、10年かけてこの秘儀をマスターしました。
その後、巫女様の後押しを受けて、ギザの大ビラミッドの王の間で祝之神事を執り行うことになり、そこでわかったのは、この祝之神事は6000年前の古代エジプトで行われていた「ハトホルの秘儀」そのものだったということです。ハトホルの秘儀とは、ハトホルの女神に関連する通過儀式で、紀元20年(原文ママ)ごろ、青年イエスが当時エジプトの神官に仕える巫女だったマグダラのマリアと霊的融合をはかることによって、イエスを救世主として覚醒させた秘儀です。~~~
ハトホルの女神によって日本に引き継がれた祝之神事が、皇太子が即位する際の秘儀として伝えられていたということは、それによって日本の祭祀王としての霊力を賜るということであり、祝之神事を受けられた天皇には日本の平安を守るお役目があるということです。” 以上引用。

なかなかぶっ飛んだ話ばかりだが、教授の体験と仮説理論は非常に整合性があり、まさに先祖返り的な剣豪陰陽師が縁あって秘儀を継承した、世界的にもユダヤ・キリスト教圏の量子力学者に対抗し、上回るような迫力があると感じる。一つの“中今”に到達可能な秘儀をまさかバリバリの量子力学者が使いこなすなど、ある意味世も末だ。というか、風の時代の本格化によって誕生する新しい宗教とは、従来のスピリチュアリズムと量子物理学を父母とする異端児となるかもしれない。


■画像はヤフー孤独画像より。

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