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螺旋のエンジン 5. “日本というタイタニックの中で”

故郷の重い空気から風の神にのってまた東京に出発した。何人かの支援者、協力会社が費用を出してくれるようになりつつある。様々なエンジンシリーズで活動内容を投稿してきたが、フォロワーの方々の中には、こいつは鼻持ちならないやつだな~。自分の活動を毎回自慢してやがる、と思われている方も少なくないだろう。ここらで一度なぜ活動報告をするのか書いておこうと思う。四半世紀前の法務省矯正局内でのオーガニック農業勉強会から始まり、現在の農水省農村振興局内勉強会に至るまで、私の思いは、日本民族の“生存圏”確保の為の地域内循環農業モデルの確立と地域実装にあった。刑務所の生産消費力をコアとする世界的なオーガニック農畜水産業モデル。自衛隊基地をコアとするモデル。そしてミシュラン料理人とこだわり生産者による“ミシュラン料理人の野菜構想”など。実は日本の自然素材を活用するオーガニック資材は世界的にも全く類を見ない、土壌創造と作物機能性向上において世界に冠たるレベルにある。さらにそれらを有意に組み合わせること、ミシュラン料理人の個性を合わせることなどからクリエイティブな芸術的農業が可能なのだ。しかし私の遅々たる動きを遥かに上回る世界の混乱により農業再生そのものの価値順位が低下してしまいつつあるのだ。2年間協働した東京のNPOグループとの縁も切れたが、相変わらず私の省庁内勉強会への熱意は高まるばかりだ。時にはメンバーから大企業との連携を打診されるが、それは全くお笑い草だ。上場企業すべてに外資支配が確立されており、社会貢献とか、世のため人のためとかに彼らには1円も出す気持ちは随分前に無くなっているからだ。国家の官僚よりも大企業の電話受け付け女性のほうが威張っているのが実情。それでも少しづつ、押しかけ勉強会チームは霞が関で知られつつあり、初アプローチすると、ハイハイ〇〇さんね的な受け答えをされる。私の夢は財力権力組織力も持たない一般消費生活者達が各省庁官僚と直接意見を交え、独創的かつ国民目線の政策モデルを見出し、少しづつお金が国民の為の国民の国民による国家に流れ込む水路をひくことにある。いわゆる国民・官僚直結政体モデルこそ、私が走りながらつかんだブレイクスルーだ。国民は情弱だが、動物的な直感本能により、政治家も大企業も国家もすでにハイジャックされていて、何者かに魂まで支配されていて国民に毒さえ接種させるところまでこの国の支配層が地獄に堕ちてしまっていることを感じているからだ。だからといって武器を取って武力革命を目指すレベルは卒業しており、デモやストライキはむなしすぎる。選挙などとっくのむかしに海の向こうにハイジャックされている。たとえ数百万円数千万円の助成金でも獲得して実際の産業構造や社会政策、地方創生を国民そのものがデザインできることを証明したい。年金受給者や引きこもり、シングルマザーが大学教授や市町村と組んで新しい“草莽屈起”を引き起こす。それなら俺にもできそうだ。百人くらいは集められるよ。そう言ってやって見てください。案外簡単に中央官庁は話にのってくれるよ。独創的かつ特異点あるモデルならばだが。
逆に言うと、国、国家とは国民の心臓であり大脳なんです。そこに血が通わなくなっているのが現状なんです。また国、国家、社会とは私たち日本民族のシンボルであり民族魂であり、私たちの生きる場、運命生命を預けるものだったんです。私たちの乗組む日本というタイタニックがシージャックされて漂流している時、何も見ない何も聞かない何も感じない何もしない生き方もまたおつなものかもしれません。でも私は虫食いの魂にはなりたくないんですよ。せっかく数百年千年に一度のスペクタクルサスペンス映画に出演していることを無駄にしたくない。そう思いませんか?
フォロワーの方々もぜひ取り組んでみてください。なかなか楽しく、情熱と精力が湧き出してきますよ。百くらいの市民勉強会グループが霞が関に日参するようになり、Xなんかで英語で世界に実況中継されるようになれば、アメリカやヨーロッパの血気盛んな知識層が動き出すでしょう。そのような世界とつながった老人達が現れ始めた時を夢想します。もう頭にモデルありますよ。
“公共老人機構”って名付けてますけど。
あ〜京都名古屋間が長いんですよ、これが。
明日はまた農水省勉強会です。


■画像はヤフー秋の海画像より。

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