見出し画像

永劫に還れ

今朝方、死んだ親ツバメを前の放棄している畑に葬った。昨日4羽の雛が皆見事な滑空をするようになったので安心したのか、玄関の暗がりで死んでいた。この家族が帰巣してからニ羽目の死んだ親ツバメを前の親ツバメの横に小さな穴を掘って埋め、上にレンガを一個置き、壺をかぶせた。野良猫対策。小さな箱に入れて常緑の椿の枝と葉を詰めて埋めた。永劫に帰れと言葉を手向けた。もう7年前になるが、久方ぶりにツバメが家の別棟のコンクリートの天井に営巣したので、縁起が良いと思っていると、隣の空き地ジャングルから蛇が現れ、垂直なコンクリートに張り付き巣を狙ったので、棒で追いやった。夜中、線香を炊いたが蛇に巣を落とされおそらく雛か卵を食べられたようだ。その年からツバメは帰って来なかったが、今年は帰って来て、玄関にターンを繰り返すので、長年閉じていたツバメ用の入口を開いて入れてやったので、4羽の雛がかえり毎日騒々しくしていたが、またもや今度は1m30cmくらいのアオダイショウが現れ、ツバメ用入口から侵入、天井を這う寸前に私が鉢合わせしてホウキで室外に追い出した。ツバメには一種の記憶のような遺伝があるのか、この人間は守ってくれるとわかっているかのような感じを禁じ得ない。アオダイショウを追い出した日の夜はたいへんで、専用入口をダンボールで閉じ、表に蚊取り線香を炊いた。毎朝入口を開き毎夕入口をダンボールで塞がなければならなくなったので、早く巣立てと毎夜声をかけている。ツバメ一族との付き合いはしばらく続きそうだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?