能力、適性関係なく最終追い切り良く見えた馬(毎日王冠)

能力、適性関係なく最終追い切り良く見えた馬(毎日王冠)

エエヤン
ソングライン
エルトンバローズ
フェーングロッテン
ジャスティンカフェ
次点で、シュネルマイスター。

正直、水曜夜に一部の最終追い切りを見た時点では、一番いいのはソングラインかエルトンバローズだろうと思っていましたが、木曜追いだったエエヤンが後ろから差していったという。

エエヤンの追い切りにおける1F11.1は、ソングラインに続く数字。ですが、ソングラインよりも上に取ろうと思ったのはその点ではなく、全体的にキビキビとした動きをしていること自体ですかね。手前を変える際の所作や、そこから加速の合図が出た際スッと態勢を下げたりするあたり、あれ?こんなに垢抜けた走りをする馬だっけ?と思うほど。
このような様子を見る限り、NHKマイルから約5か月空いてはいますが、休み明け感はないかなと思ってしまいます。

対してソングラインは、当たり前といえば当たり前ですが、右前肢の回転などまだ余裕残しているな、仕上げきっていないなと思う部分があるので、エエヤンの方を上に取った次第。

エルトンバローズは坂路単走。
低入力で高出力。個人的に理想的な追い切りをしているように思いました。西村淳也との手も合うのでしょう。
とはいえ、エエヤンにせよエルトンバローズにせよ、左回り実績がない馬なので、そんなに重視したくはない……けれども、追い切りでの動きについてどうこう言おうと思うと、やはりいいと言わざるを得ないかな。

フェーングロッテンは坂路単走。
時計自体遅からず速からずというところですが、リラックスした様子で真っ直ぐ登坂できていたのが印象的。素軽さが出ているように思います。

ジャスティンカフェはCW単走。
1週前追い切りとして出てくる映像が、あまりにもかったるく坂路を登坂しているものだったのでどうしようかと思いましたが……
いつも通り安田翔伍調教師鞍上で、終い重点。
この馬の課題は、直線に入ると直ちに全力走になってしまい、結果ゴール前が甘くなるという点だと思いますが、しっかり乗り役の指示を聞けて動いているように見えました。エプソムカップの時点で、この課題も大分克服できていると思うので、やはりここでの期待は大きい。

シュネルマイスターをここまで下げたのは、舌を出して走っていたという理由によります。
それ以外、動き自体は悪いと思いません。

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