能力、適性関係なく最終追い切り良く見えた馬(日本ダービー)
能力、適性関係なく最終追い切り良く見えた馬(日本ダービー)
ゴンバデカーブース
ジャスティンミラノ
レガレイラ
シックスペンス
アーバンシック
次点で、エコロヴァルツ、ショウナンラプンタ。
葵Sは縦目。この縦目は悔しいなあ……
ダービーに向け弾みをつけたかったところですが、まー仕方ない。
というわけでダービーなのですが、まず枠順が決まりほうほうと思っていたところでメイショウタバルが出走取消。木曜日に展開予想を出した競馬系YouTuberは涙目になったんじゃないかなあ……
メイショウタバルの追い切り内容から、恐らく番手か好位に控えるのではないか、という声もありましたが、個人的には1週前の内容から行ってしまうんだろうなあ、と思っていました。
それならジャスティンミラノはその後ろをついて行けば、恐らく好位につけられるだろう、むしろ引っ掛かりやすいショウナンラプンタとエコロヴァルツがメイショウタバルのすぐ外にいるので絡まれないかが焦点、みたいなことを思っていたんですよね。
ところが、メイショウタバルがいなくなってしまった。
そうなると、展開予想は非常にしづらい。そもそも何が逃げるのかがよく分からない。
例えばダノンデサイルが逃げる(逃げる馬がいないと典さんはよく逃げるから)、シュガークンが逃げる(逃げたことがある)、サンライズアースが逃げる(逃げたことがある)、エコロヴァルツが逃げる(逃げたことがある)などといわれていますが、まー、エコロヴァルツはないでしょうね。いくら何でも18番枠から先団に進出しようと思えば、そこで相当の脚を使うことになる。道中無理をしなければ確実に末脚を使ってくるこの馬に、そのリスクを取る必要はないでしょう。
枠なりに考えれば、サンライズアース、ダノンデサイル、シュガークンあたりまでかなあ。ただ、1つ言えることはどの馬が逃げても基本的にスローでしょうね。2400の距離に不安があればハイペースで飛ばすことはない。青葉賞を勝ったシュガークンがこの中では一番距離の不安がないと思いますが、鞍上のキャラからしてまずペースを速くすることはない。
じゃあ、ペースがスローになった場合、有力馬がどう動くか。
まず1枠2番のレガレイラですが、そもそもスタートが速くない。じゃあ最初から控えるかというと、あまりに後ろにいすぎたときスローだと届かなくなる。それを考えると、出たなりに位置を取りそうな気がしますね。スタミナに不安はないとしていますが、とはいえこの馬の武器もやはり末脚。下手に道中まくったりはしたくないと思うんですよね。やったらやった分、やはり末脚は削がれるだろうし。
次に4枠8番のアーバンシック。この馬もまあレガレイラと同じで、鞍上のキャラからすると位置を取りに行きたいけれど、そもそもスタートが良くない。だからといって最初から控えたくもないということで、出たなりの位置になるんじゃないかなと。まー、そうなるとこの2頭から買うというのは避けたくなる。どうしても展開頼みになる部分が大きい。まだしも、レガレイラの方になるんですかね。
さらに5枠9番のダノンエアズロックと6枠12番のシックスペンスは、やや距離に不安がある。ダノンエアズロックの場合は、距離という以上に折り合いですかね。あまり前に出していいことがあるかというと……
シックスペンスは正直よく分からない。上がりの脚に見るべきものがあることは間違いないにせよ、スプリングSはどスローでしたからね。とはいえ、鞍上のキャラを考えれば、まー位置を取りに行く可能性は存分にある。
そして、7枠13番のシンエンペラー。展開、といっても1コーナーまでの鍵を握っているのはこの馬かな、と個人的に思っています。というのも、これまで挙げてきた馬と反対の特質を持つんですよね、この馬。
まず、凱旋門賞馬であるソットサスの全弟ということで、距離に不安はない。しかし、この馬にはレガレイラやアーバンシックのような末脚はない。何せこの馬が上がり3ハロンで一番速い時計を出したのって、東京での新馬戦ですからね。それも33.8と、大分遅い。そうすると、必然前に行きたいと思うのですよ。スローペース、速くない末脚、鞍上のキャラ。どこをとっても前に行くモチベーションしかない。
では、シンエンペラーが前に行こうとするとどうなるかというと、ジャスティンミラノに影響するわけで。
ジャスティンミラノはジャスティンミラノで、共同通信杯の上がり3ハロンを32.6で走っているので、スローからの上がり勝負でも十分競馬になる。まあ正直、皐月賞の結果を見る限り末脚勝負でもアーバンシックやレガレイラに負けることはないと思いますが、そこを鞍上がどう考えるか。
下手に争っても瑠星は容易に中にはいれてくれないだろうし、むしろシンエンペラーの後ろを外目で追走するくらいの方がいい気もしますね。ただ、シンエンペラーがダノンエアズロックの後ろ辺りになってしまうと……このあたりが展開のあやかなと。できることならばダノンエアズロックの1列後ろまでに置いておきたいかな。内外でいうならば外でいいと思いますが。
あともう1頭、3枠6番のコスモキュランダ。馬自体もミルコもスタートが良くはないので、恐らく後方からの競馬になる。この馬の優れているところはどう見てもスタミナなんですよね。仮にどスローで位置取りが後ろすぎると判断した際、向正面でまくっていくのはこの馬だと思います。レガレイラではなくてね。
結果、全体のペースも変わったときにどのような対処を各馬がするのか。まー、これはミルコのまくりが前提になるのでそうならないかもしれませんが、1つの焦点かなと。