競馬:20/11/15 阪神11R エリザベス女王杯

G1の間の週は、エアアルマスが最後の直線でエイコーンに差された時点でThe endでした。

さて、エリザベス女王杯。

注目馬は、
ラッキーライラック
ノームコア
ラヴズオンリーユー
3歳馬
というところ。

まず3歳馬の多くは秋華賞からの転戦ですが、この中3週のローテーションは果たしてどうなのかと。
思い出すのはクロノジェネシス。今年は宝塚記念に勝つなどの活躍ですが、昨年秋華賞勝利からエリザベス女王杯への臨戦で、5着という結果。
昨年のエリザベス女王杯は、記憶してるところによれば、3歳馬の方が古馬よりも優勢という見立てが多かった。その中で、オークスに勝ったラヴズオンリーユーが3着、クロノジェネシスが5着という結果。
では昨年の秋華賞は、といえば、列島を縦断した台風が過ぎた翌日の催行、勿論道悪の状態。
1ハロン目から2ハロン目がもっとも速いラップで、12秒を切るペースで進み、後半にはラップが落ちるという前傾の状態。
まあ、今年と似たようなものですね。むしろ、今年の方がラップ自体は遅い。
その状態で勝ったクロノジェネシスも5着なわけですから、うーん。
勿論、クロノジェネシスの今年の活躍にはその後の成長という要素もあると思います。
けれど、今年の3歳牝馬の中に去年のクロノジェネシスを上回る馬がいるかといわれると……少し首をかしげるかなあ。
どうしても中3週の臨戦過程にきつさがあるように思ってしまいます。百歩譲って秋華賞組から選ぶとすれば……消耗していなさそうなところですかね。果敢に前に行き足がなくなった馬よりは、後ろで溜めて直線弾けた馬。ソフトフルート、ミスニューヨークというところかな。リアアメリア、ウインマリリンあたりはきついかなあ、と今のところ思っています。ウインマイティーでギリギリ、とも思いますが、上がり3F37.6とかですからね。消耗は大きいのではないかなあ。
あとは厩舎コメントに要注目かと。

今開催1週目の阪神の時計が速かったことからすると、ある程度速い時計を持ってる馬じゃないと、という気もしています。
そうするとノームコア……やはりキーワードはクロノジェネシスですね。
クロノジェネシスの半姉であること、クロノジェネシスが宝塚記念を勝っていることからすれば、少なくとも母系はコース適性に問題なさそう。バゴとハービンジャーの違いがどう出るかですね。
昨年のヴィクトリアマイルをレコードで勝ったり、今年は高松宮記念に出走したりと、短距離、マイルのイメージが強いのですが、よくよく思い返せば紫苑Sも勝っているし、今年は例年ほどのメンバーではないものの札幌記念も勝っている。
非根幹距離における実績はないものの、間違いなく中心において考えるべき1頭かな、と思います。
阪神を走るのが今回が初、という点はあるのですけどね。

昨年の覇者・ラッキーライラックには連覇が懸かっています。
この馬はノームコアとは異なり、非根幹距離で好走するイメージが強い。
とはいえ阪神2200は今年の宝塚記念でクロノジェネシスに完敗した舞台でもあるわけで。
あのクロノジェネシスの圧勝劇を、直前に降った大雨によるものと見るか否かで評価に差が出る気がします。
あと、やはり去年の勝利はスミヨンによる部分も少なからずある、というのもポイントかな。

ラヴズオンリーユーはどうでしょう。オークスは非常に強かった。けれども、それ以降の成長力という点はやや疑問に思います。
比較的緩やかなレース間隔でこれまで使われてきたことからすると、DI産駒によくいわれる成長力の目減りをそこまで心配しなくてもいいのかもしれません。前走の府中牝馬Sも馬場状態が極めて悪かったことからすれば、度外視することも可能だと思います。
しかし、やはり中3週のローテーションは、秋華賞組に対して思うのと同様、あるいはそれ以上嫌だな、とも思います。DI産駒なだけに、ね。

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