能力、適性関係なく最終追い切り良く見えた馬(弥生賞)

能力、適性関係なく最終追い切り良く見えた馬(弥生賞)

ファビュラススター
トロヴァトーレ
ダノンエアズロック
エコロレイズ
シンエンペラー
次点で、コスモキュランダ。

本当のレース名は、報知杯弥生賞ディープインパクト記念。長い。やはり弥生賞でいいや。

牝馬クラシックの道程のメインが、阪神JF→チューリップ賞→桜花賞とすべて阪神1600で行われるとはよく話すが、よくよく考える牡馬クラシックの道程も、ホープフルS→弥生賞→皐月賞とすべて中山2000で行われるといえなくもない。朝日杯はあるけれど。
まー、この朝日杯なり共同通信杯なりの存在が、牝馬ほどに同一コースで行われるというイメージを持たない理由だと思う。
もう一つそのようなイメージになりづらい理由を挙げるとすれば、弥生賞と皐月賞との近時における関連性の薄さ。それはトライアルのレース質の違いなのかなと。
トライアルはトライアルでしかなく、本番はその次であるため、有力馬であればあるほど余力を残したい。そこから来るレース質。
端的にいえば、ペースが流れる皐月賞に比べ、弥生賞はスローになりがち。近年、弥生賞と皐月賞の関連性以上に弥生賞とダービー、菊花賞の繋がりがいわれる理由はここにあるのだろう。スピードを存分に使い2000mのレースを勝ち切るよりも、スタミナでもって2000mのレースを押し切るイメージ。
また、本番ではないのに出てくる、既に賞金が足りている馬にはご用心。

調教からはダノンエアズロックについて。
まー、併せ馬を気にしてばかりだし、手前を変えるのはもたつくし、どう見ても子ども。ただ、それにも拘らず64.8-11.4とかいう時計を楽な手応えで出してくるのだから。そのスピード能力は間違いなさそう。
とはいえ、スローになりがちな中山2000。このスピード能力からすれば、コーナー4つのコースも距離延長もマイナス。よーいドンの瞬発力勝負ならいいけれど、間空けて逃げられたら結構厄介だよな、という印象ですかね。

それより上に取ったファビュラススターとトロヴァトーレ。
ファビュラススターは切れに切れた末脚を繰り出していたし、トロヴァトーレは僚馬の後ろにしっかり控えていられたあたりを評価。
調教から特筆できるのは、この3頭くらい。

いつもどおりですが、シンエンペラーは個人的にそうよくは見えない。
将雅は評価しているようなので、あんまり気にする必要もないのですが。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?