能力、適性関係なく最終追い切り良く見えた馬(スプリンターズステークス)

能力、適性関係なく最終追い切り良く見えた馬(スプリンターズステークス)

タイセイビジョン
メイケイエール
ナムラクレア
ナランフレグ
シュネルマイスター

人気のミッキーアイル産駒2頭を押し退けて、タイセイビジョンを最上位に評価します。

コース追いできたこと、併せ馬で追い切れたという新境地に加え、福永鞍上での加速のスムーズさ。間違いなく、この馬の最終追い切りにおいて、過去1だと思います。テンが遅いのでどうしても後ろから行く点、速いペースになるのかどうか分からない今回どこまで、という気もしますが、祐一くんに乗り代わって目先が変わる可能性があること、中間含む追い切りの内容から精神面での進境も期待できそうなことから、ひょっとすると、と。

メイケイエールは池添鞍上でウッド単走。調教においてもオンオフの区別がしっかりできるようになっていますね。合図の前後で比べると、特に肩の出が全然違う。伸びやかで柔らかいフォームなので、動きからの印象以上に時計が出ている点、やはり能力の違いを感じます。それでもなお、少しばかり力みを感じはしますが、まあ十分かなと。

ナムラクレアは坂路単走。2代目モズスーパーフレアといった時計のマークをしてくる本馬、追い切りで見せてくれる1番の美点はとにかく真っ直ぐ駆け上がってこられる点。ブレらしいブレを見せないフォームはいつ見ても高評価になってしまいます。

ナランフレグはウッド併せ馬内。追走から余裕を持って取り付き、スムーズな加速で交わしていく。最後、併入でしたが貫禄十分の印象。高松宮記念以前とは明らかに動きが違うように思います。丸田との相性もよく、やはり侮れない印象。

シュネルマイスターはウッド併せ馬内。時計は出ているし、動きはいいと思います。ただ、白の腹帯のせいか、どうにも馬体がデカく見える。やはり一叩きしてから、というイメージがあるので、個人的には重くは見られないかな、と。

トゥラヴェスーラかヴェントヴォーチェを次点にしようかと思いましたが、特にナランフレグまでが抜けて印象よかったので、今回は次点は無しにしました。

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