長野五輪の思い出①
先週は全国的に大寒波がやってきて
各地で大雪を降らせている⛄
雪は冬枯れ山々を見事に
美しい白銀の世界に変えてくれる✨
青空に映えた雪山を見せてくれたと思ったら
吹雪が痛いほど肌をたたきつけることもある😱
雪の結晶がハッキリと分かることもあるし
雪国のタイヤチェーンをまいた大型車の
「シャリシャリシャリ」という音も好きだ
小さい頃からスキーに連れってもらうのは
本当に楽しみだった🎿
ウインタースポーツはお金がかかるし
冬の競技は夏よりも
あいまいな採点基準に
泣いてきた日本人選手も多く
冬季オリンピックは嫌いという人も多い😒
天候、風、雪質(氷の質)、道具・・・
デリケートな部分が多いため
一度失敗したらリカバリーが難しい
でも、そんな厳しい条件が
いくつも重なる中あえてその競技の魅力の虜となり
選手たちを見るのがとても好きだ🤗
夏でも一緒だけど
昨日でも明日でも
1時間前でも1時間後でもダメで
今このレースの瞬間に
最大のパフォーマンスを出すことだけを
1461日間考えてきた人の集まりだからだ
忘れられない思い出がある
今から四半世紀前の
1998年長野冬季オリンピック
当時、日本のジャンプ陣は好調で
船木、原田、岡部、斉藤
誰がメダルを取っても不思議じゃない
そんな状況だった
日本人選手に複数のメダル候補がいる
こういう時はかなりの確率で表彰台
いやその真ん中にいる可能性が高い☝
一生に一度のチャンスかもしれない
生で日本人がメダルを取る瞬間を見たい
どうしても行きたくなった🤩
スポーツには流れというものがある
一番最初のメダル候補がいる競技でメダル
できれば金を獲得すること
そうなれば日本選手団は勢いにのる
最初の金メダル候補
スピードスケートの清水選手にかかっていた
時間が夕方で丁度会社から電車に乗っている時間だったので
家電量販店で見ようとしたら
ケチな店員がチャンネル変えやがった🤬
近くにテレビがあるラーメン屋に突撃して
清水の金メダルをLIVEで見れた🎉
そしてジャンプスモールヒル(距離が短い方)を迎えた
晴れれば天国
荒れれば地獄
北アルプス唐松岳の麓
白馬の八方尾根スキー場が会場だった
北アルプスでも北部に位置し
ここは海に近く天候が荒れやすい
スモールヒル(短いジャンプ台)の白馬は晴天1回目原田が首位😀
『2回目はもっと跳びますよ』とコメントしたが
2回目は失速😔
でも、船木が銀メダルに輝いた🥈
さて、団体とラージヒルどちらに行くか?
本当はジャンプ団体に行きたい
しかし平日である
団体は国別対抗なので1つしかメダルが取れない
当たり前だけど😑
(それでも実力から言えば金は確実)
ラージヒル(長いジャンプ台)なら誰かメダルを取るだろうし
既に銀メダルを取った船木が
金を獲得する可能性が高い
しかも日曜日だ
ラージヒルに行くことにした
えっ?チケット?
そんなもんあるわけないじゃん😜
テレビではスキー場の端からタダで見ていた人がいたし
いざとなったら
ダフ屋から買っちゃえ🤣
ヨイコノミンナハマネシチャダメダヨ
当日朝、家出たのでは間に合わない
宿もいっぱいだろう
長野新幹線🚄がこの五輪に合わせて開業していたが
①全くその頭がなかったのか
②長野から白馬まではバスだったので
渋滞リスクを懸念したのか
③お金を節約したかったのか
定かではない
多分③なんだろうね😁
そこで夜行列車だ🌒
当時は急行アルプスがあった
座席夜行だから辛いけど
新宿から乗れば白馬まで一本🚃
なはずだった・・・
が茅野あたりから
ノロノロ運転
しかも
バチバチとパンタグラフから火花が散りっぱなしではないか😱
それが雪面に映ってある意味綺麗だった✨
そうじゃねーよ(-_-メ)
このままでは10年たっても白馬に着きそうもなかった
確か1時間以上の遅れで松本に着いた
運転打ち切りだったのか
白馬にいつになるか分からないと
車内放送があったのか記憶が定かではないが
間に合わないリスクを感じ
瞬時に各駅電車に乗り換えた
白馬についたら
意外とあったかい
雪ではなくミゾレだった
この年は暖冬だったし
白馬の町は標高が低いので
雪質は意外と悪いことを知ったのは
もっと後だった
ジャンプ会場まではバスも出ていたが
いつになるか分からない
2キロぐらいだと聞いたので
歩くことにした
会場は国際色でいっぱい
これがオリンピックなのか
カウベル(北欧の人が持っている鐘)
のカランコロン
の音もチラホラ聞こえてきた🔔
あの音好きなんだよね
ジャンプ台に一番近いリフト乗り場について
リフトのおっちゃんに
『ジャンプをゲレンデの端っこから
みてる人がいたけど、どこですか?』
と聞いたら
そんなの知らん🤨
塩対応された
こうなったらダフ屋を探すが見つからない
会場外でも
見ることができるけど
肝心な着地が見れない
どうしてもスタジアムに入って
歓喜の渦の中にいたい
電車が遅れた分時間がない
開始時間が迫ってくる
なりふり構っていられない
カメラバックと日本の国旗をその場に
投げ捨てて身軽になり
必死に汗かきながら走り回り💦
『チケット余っていませんか?高く買います』
となりふり構わず手あたり次第声をかける
ダフ屋がいない😖
その時だ
『あなたもチケット探しているのですか❓』
同年代の男性から声をかけられ
一緒にチケット探すことに
『僕はZ会で英語の添削しているので
英語まかしてください』
まかした❗
1人より2人の方が心強い
それに2人分の方が値引きしてくるだろう
大学生の時アイドルの追っかけしていたので
時間が迫るとダフ屋が投げ売りしてくることも知っていた
今からがゴールデンタイムだ
別の外国人ダフ屋を発見❕
が英語は本当に流暢だった
ダメだこいつ英語があまり通じない😱
よく見れば北欧ぽい人
相手はカタコト英語
『fifty thousand yen』
すかざす僕が
『too much❗』
『twenty thousand yen』
相手『No』
お互いに歩みよるしかない
Z会の彼とも相談して
35000円なら・・・
『thirty five thousand yen』
『OK😉』
よっしゃ
ところが金を払ってもチケットを渡してくれず
ついてこい❗と言う
だまされたかのか・・・
めっちゃ不安😣
自分のカメラと日本国旗はぶん投げたままだ
Z会の彼が
『his baggage beyond・・・』と言ってくれたが
時間がないと却下
ついてくとゲートに到着
ダフ屋が係員にパスを見せる
『どうそー』
えー❗❗❗
チケットなしでいいの❗❓
きっと彼は関係者でこずかい稼ぎだったのだろう😁
関係ないけど
係員のお姉さんが彼女にしたいくらいにカワイかった💕
さあ試合は始まっている
スタジアムの上の方を陣取り応援だ
長くなったので本編は次回に・・・
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