
リモートワークか出社か?問題と、コミュニティのオフラインイベントの不要不急度
「コミュニティ」 Advent Calendar 2021 の 12/21 の記事です。
先日、State of the Word 2021 を見ました。
https://wordpress.tv/2021/12/15/matt-mullenweg-2021-state-of-the-word/
「State of the Word」は、 WordPressの共同創始者(と同時にAutomattic 社のCEO)のマットさんの、年に一度の所信表明スピーチの名称です。
英語ですが、日本語字幕もついてます(私もちょびっとだけお手伝いしました)。
このスピーチの中で、WordPressの未来やオープンバース等、興味深い話がたくさんありました(この記事はnoteで書いていますが汗)が、その中でも特に印象に残ったことが一つあり、ここではそれについて書きたいと思います。
それは、マットさんが、オフラインイベントが出来ることをすごく喜んでいるということです。
コロナ前から筋金入りのテレワーク(リモートワーク・分散ワーク)の会社として有名だった Automattic 社のCEOのマットさんが、スピーチの中で以下のようなことをおっしゃられていました。
「Automatticは、ずっと最初から分散型でやってきて、今は1,800人ですが、最初から本当にさまざまな場所から働いていました。それでパンデミックが始ったら、みんながやってきて「どうやるんだ?どうやるんだ?」と聞くのです。面白いのは、彼らは「どのようにすれば分散した環境で一緒に働けるのか?」と聞くのです。我々にはいくつかの意見や経験があります。WordPressをベースにしたツールもあります。そういったツールを活用して、私たちはできるだけ多くのものを共有するよう最善を尽くしました。しかし、最大の秘訣は、会社(Automattic社)と(WordPress)コミュニティの両方について言えると思うのですが、ミートアップやWordCampsやこのようなイベントで、対面で交流すること。コロナ前、仕事は95%対面で5%がバーチャルというのが世間の普通でしたがWordPressはその逆をやっていました。私たちは1年のうち95%以上バーチャルで直接会うのは5%以下でした。そして私は、対面イベントの復活に興奮しています。なぜなら、私たちがお互いに出会ったときに起こる人と人とのつながり、学び、全てのことはとても、とてもパワフルなのです。」
私は、長年リモートがベースとなる形での企業やコミュニティの舵取りをされてきたマットさんが「100%常時リモートでうまくやっていくことは難しい」という風に考えていることについて、興味深く感じました。
(もちろん、色々な考え方があるし、いろいろな人がいるし、社長か社員か等、立場によっても変わってくる場合もあると思いますし、仕事にもいろいろあると思いますし、仕事内容によっては選択の余地がない場合もあると思いますし、コミュニティといってもいろいろだし、一概には言えないことだとも思います。)
ちなみに私は個人的にはコミュニティにとってオフラインイベントは不急かもしれないけど必要なもので、1年以上新型コロナウイルスのためにオフラインイベントができない状況は、緊急事態といっても良いのではないか、と思っています。
なので、ウィズコロナ時代のイベントの形を模索しつつ、可能な範囲、無理のない範囲で対面イベントを企画していきたいなーと思っております。
(と同時に、更に進化していくオンライン(VR!メタバース!等)でのイベントやコミュニティにも今後ともいろいろチャレンジしていければ、とも考えています)
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