【東京スポーツ杯2歳S(G2)回顧~その先へ】血統篇 1 Haya 2023年11月22日 07:00 【東スポ杯2歳Sの結果】レースは、3番手から直線半ばで先頭に立ったシュトラウス(4人気)が、2番手からしぶとく粘り込んだシュバルツクーゲル(8人気)に1.1/2馬身差をつけ優勝。さらにハナ差の3着にファーヴェント(2人気)が入り、中波乱決着!?傾向面からみると、まずは「1戦1勝馬」が5勝をマーク。今年出走10頭中7頭内2頭(2着シュバルツクーゲル、3着ファーヴェント)が馬券に絡んだ。次に「上がり最速馬」が[6-2-2-2]複勝率83.3%と圧倒的な成績。今年出走10頭中6頭内2頭(2着シュバルツクーゲル、3着ファーヴェント)が馬券に絡んだ。最後に「R.ムーア騎手」に注目も、今年は騎乗ナシ。血統面で、「父欧州型」に注目すると、今年出走10頭中4頭内1頭(1着シュトラウス)が馬券に絡んだ。また、「母父欧州型」に注目すると、今年出走10頭中3頭内1頭(2着シュバルツクーゲル)が馬券に絡んだ。「父サンデー系かつ母父ノーザンダンサー系orミスプロ系」に注目すると、今年出走10頭中4頭内1頭(3着ファーヴェント)が馬券に絡んだ。トラックバイアスからみると、金曜正午の段階で東京は芝が稍重、ダートが不良。雨は金曜夕方までに止むので、芝は良に回復するだろう。B→Cコース替わりだが、依然として決め手が生きる。上がり3F33秒台を使って好走歴があるような馬が有利。【血 統 傾 向】パワー兼備の血統馬に向く!?芝短距離適性が高い血統。Pサンデー系の血を持つ馬。2023年1着シュトラウス父モーリス(ロベルト系/欧)×母父サンデー系/日2着シュバルツクーゲル父キズナ(サンデー系/日)×母父スターリング系/欧3着ファーヴェント父ハーツクライ(サンデー系/日)×母父ミスプロ系/米2022年1着ガストリック父ジャスタウェイ(サンデー系/日)×母父ミスプロ系/米2着ダノンザタイガー父ハーツクライ(サンデー系/日)×母父ノーザンダンサー系/米3着ハーツコンチェンルト父ハーツクライ(サンデー系/日)×母父ミスプロ系/米2021年1着イクイノックス父キタサンブラック(サンデー系/日)×母父ノーザンダンサー系/欧2着アサヒ父カレンブラックヒル(サンデー系/日)×母父ノーザンダンサー系/欧3着テンダンス父ジャスタウェイ(サンデー系/日)×母父ノーザンダンサー系/米2020年1着ダノンザキッド父ジャスタウェイ(サンデー系/日)×母父ノーザンダンサー系/欧2着タイトルホルダー父ドゥラメンテ(ミスプロ系/欧)×母父ノーザンダンサー系/欧3着ジュンブルースカイ父ドゥラメンテ(ミスプロ系/欧)×母父サンデー系/日2019年1着コントレイル父ディープインパクト(サンデー系/日)×母父ミスプロ系/米2着アルジャンナ父ディープインパクト(サンデー系/日)×母父マッチェム系/米3着ラインベック父ディープインパクト(サンデー系/日)×母父ミスプロ系/欧【東京スポーツ杯2歳S 血 統 背 景】シュトラウス(牡2、美浦・武井亮)は、父モーリス×母ブルーメンブラット(母父アドマイヤベガ)。母はマイルCS勝ち馬ブルーメンブラット、父はモーリスとマイル適性の高い血統で近親にコジーンなど、スピードが強い牝系。かなり早い段階からケイコで時計を出し話題になり、新馬戦もその通りの走りで快勝。続く2戦目のサウジアラビアRCは出遅れ気味のスタートから道中引っ張りっぱなしの気の若さもあり、直線は弾けず3着。現状は、距離延長はあまり良くなく、スピード能力は高いのでそれを活かせる競馬が出来れば。本馬は気性の激しさがあり、成長の余地を残しつつ、重賞で3着に入り潜在能力の高さを証明。現時点では気性が幼くレースぶりは粗削りだが、クラシック候補の一頭に挙げられる好素材!!同馬は、序盤からかなり行きたがり、J.モレイラ騎手が必死になだめて末脚を残し1着。能力が高いことは間違いないだけに、今後はコントロールできる騎手次第か?? 現状では、折り合い面に関して難しい本馬だけに、距離短縮(マイル以下)に適性を感じる。シュバルツクーゲル(牡2、美浦・鹿戸雄一)は、父キズナ×母ソベラニア(母父Monsun)。ゼーゲンやシュヴァルツリーゼの半弟で、叔父にバイエルン大賞典勝ち馬のサイズモスが居て、近親にはバーデン大賞勝ち馬のザムムや、独ダービー馬シーザムーンも居るドイツの超一流牝系。キズナ産駒の牡馬で母父モンズンはプッシュオンやホウオウプロサンゲなどと同じ配合。中山で新馬勝ちを収め、豪快なフットワークで東京も問題なく、前走同様に先行してスっと抜け出す競馬が理想??実戦を使ったことで体が締まり、馬にやる気も出てきたように上積みは十分。重賞で相手は強力になるが、レースが上手なだけに期待したい!?同馬は、前走中山2000㍍の新馬戦を先行から抜け出して勝ち上がり、当レースも同様に2番手から抜け出し2着。いかにもキズナ産駒の牡馬らしい、先行策で血統の良さを生かした。今後、瞬発力勝負よりは、持久力戦で狙いたいだけに、東京より中山!?ファーヴェント(牡2、栗東・藤原英昭)は、父ハーツクライ×母トータルヒート(母父Street Cry)。サーマルソアリングの半弟で、母トータルヒートはJRA5勝(芝ダ1200~1400)のオープン馬。母母リーサルヒートはハリウッドオークス(米G2・AW8.5F)勝ち馬。母父ストリートクライはドバイワールドC勝ち馬で、ハーツクライ×ストリートクライはチェーンオブラブなどと同じで勝ち馬率の高いニックス。ハーツの若駒らしいトモの緩さはあるが、直線追い出すとナスペリオン的なストライドでシッカリ斬れた。祖母はアメリカの重賞勝ち馬で、母トータルヒートは現役時代にJRAで5勝を挙げた活躍馬という筋の通った母系に、父がハーツクライと血統背景は上質。評判に違わぬ走りでデビュー戦を勝ち上がり、いかにも東京向きのハーツ産駒だけに期待したい!?同馬は、3枠からロスなく内に入り、初角4番手からの競馬。最後の直線での脚色は決して目立ったものではなく、ラスト200㍍12.4の展開が味方し3着。今後、スローペースの競馬だと、切れ味で劣る可能性はあるだけに、少し時計を要する冬の馬場が狙い目!? ダウンロード copy #競馬 #JRA #データ分析 #血統 #G2 #日刊コンピ指数 #東京スポーツ杯2歳S #シュトラウス #ファーヴェント #シュバルツクーゲル 1 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート